フジテレビは3日、4月14日から金曜深夜に2時間の生バラエティ番組『オールナイトフジコ』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)をスタートすると発表した。
この番組は、40年前にスタートした伝説の深夜番組『オールナイトフジ』のディレクターだったフジテレビ港浩一社長と、盟友の放送作家・秋元康氏が「今の地上波に必要なものは、あの番組が持っていた熱量だ」と、金曜深夜の2時間生放送を発案。
番組の総合プロデューサーに就任した秋元氏は「あの頃の『オールナイトフジ』は、“放送終了時間未定”でした。今のテレビは、制約が多すぎて、フォーマットが決まってしまうのですが、若手のクリエイターたちが、自由に発想できる場を作りました。どうなるかわかりませんが、今から、ワクワクしています。この“ワクワク”こそ、視聴者や出演者やクリエイターたちの熱の源のような気がします」と話すが、企画内容は未定。
『オールナイトフジ』が輩出した女子大生タレント「オールナイターズ」のような二匹目のドジョウを狙ってはいるものの、まだ確定ではないといい、“すべてが見切り発車”状態だ。
立松嗣章編成制作局長は「やってみなければわからない。大コケしたら、全ては大多亮専務のせいにして逃げ切ろう」と語る。
コメントは、以下の通り。
■MC・佐久間宣行氏
「テレビ東京を退社して2年。フジテレビの伝説的な番組に参加することになるなんて、全く想像していない未来です。とても緊張するし、とても怖いのですが、その何倍も楽しみです。フジテレビの若手演出チームの仕掛けに身を任せようと思っています。あとは森田くんと伊藤くんがなんとかしてくれるはずなので。とにかく、精一杯やらせていただきます!」
■中嶋優一フジテレビ バラエティ制作センター部長
「世の中やメディアの常識に一切とらわれず、“やっぱり地上波テレビが一番面白い!”と思っていただけるよう、秋元さんや佐久間君たちと“遊び心”最優先で作って参りますので、皆さまの応援よろしくお願い致します。テレビの逆襲を始めます」
■松本祐紀チーフプロデューサー
「決まっていない事が多すぎて毎日緊張しています…。とにかく金曜深夜に熱のこもった番組をお届けできるようフルスイングで挑みます。大コケしたら専務のせいということで…」