子役の加藤柚凪が、きょう3日放送のテレビ朝日系ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)第7話に出演する。

  • 加藤柚凪=テレビ朝日提供

今作は郊外の児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」を舞台に、自らも発達障害=凸凹(でこぼこ)を抱える院長・佐山卓(山崎育三郎)と研修医・遠野志保(松本穂香)のコンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く医療ヒューマンドラマ。

最終章となる第7話に出演する加藤は『監察医 朝顔』シリーズ(2019-2022年)で上野樹里演じる主人公の娘・つぐみ役でデビューを果たすと、自然体な演技で瞬く間に注目を浴び、眞栄田郷敦主演の『カナカナ』(22年)では人の心が読める女の子という難役を演じきった。第7話ではトレードマークでもある笑顔は封印し、3カ月前に母親を交通事故で亡くしたASD(自閉スペクトラム症)の少女・丸山優実を演じる。優実を連れてクリニックを訪れた父・丸山浩之(三浦貴大)は、優実が母を亡くしたことを理解しているのかわからないという。言葉にはできない優実の心の中を、繊細に表現する加藤に注目だ。

さらに今夜、これまで語られてこなかった佐山の過去が明かされることに。優実の父・浩之は妻を失った悲しみも癒えないまま慣れない子育てを1人で担うことになり、憔悴している様子。そこで佐山は「さやま・こどもクリニック」で行っている、同じような境遇の人たちが集って自由に話したり交流したりする「グリーフケア」への参加を提案する。そして自身がASDの特性を抱えながら、優実と同じくらいの年に母を亡くしたという過去の経験を語る。当時佐山の父は病院の仕事が忙しいことを理由にASDの佐山に向き合うこともなく、叔母の佐山りえ(風吹ジュン)が佐山を引き取って育てることを決意。りえが決断に至った裏には一体何があったのか。佐山の過去がついに明かされる。