パルシステム連合会はこのほど、2月6日に発生した「トルコ・シリア地震」にて被災した人たちへの緊急支援を目的とする募金を開始。パルシステム利用者は、商品の注文時に現金あるいはポイントで募金することができるという。

  • シリア・アレッポで瓦礫の中から生存者を探す人々©UNHCR/Hameed Marouf

    シリア・アレッポで瓦礫の中から生存者を探す人々©UNHCR/Hameed Marouf

地震被害を受けたトルコとシリアでは、建物倒壊をはじめ、公共インフラや道路、通信網など大規模な被害が発生しており、両国ではこれまでに4万7,000人以上の死亡(2月21日現在)が確認されている。

被災者は夜間にマイナス5度となる厳寒のなかで避難生活を余儀なくされており、親を亡くして避難する子どもたちや、震災以前から内戦によって困窮に陥っているシリアの人など、多くの被災者が支援を必要としている。

このような状況の中、パルシステムグループはこれらの被災者支援を目的とした募金活動を開始。グループ10生協(1都11県)全体に呼びかけ、宅配利用者に商品カタログとともにチラシを配布するほか、ホームページなどにも掲載。申し込みは、商品の注文の際に現金もしくはポイントで受け付けている。

募金の寄付先は、医療や食料などの支援で被災者の命と人権を守る人道支援に取り組む団体「一般社団法人ピースボート災害支援センター」「認定NPO法人国連UNHCR協会」「公益財団法人日本ユニセフ協会」「認定NPO法人AAR Japan[難民を助ける会]」「認定NPO法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン)」「認定NPO法人国境なき医師団」「公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の7団体。支援募金の募集期間は3月25日まで。