クロス・マーケティングは2月28日、「引っ越しに関する調査(2023年)」の結果を発表した。調査は2月7日~9日、この2年間で引っ越しを検討した、あるいは賃貸物件に引っ越しした20~69歳の男女各1,000名を対象にインターネットで行われた。
物件探しの方法について聞いたところ、引っ越し検討者・引っ越し経験者ともに「物件検索のwebサイトを見る」(検討者71%、経験者61%)が断トツに多く、次いで「不動産会社の店舗に行く」(同39%、46%)。引っ越し経験者の方が、「不動産会社の店舗に行く」「直接現地で見る」という足を運ぶ行動が検討者をやや上回った。
また、物件に求める重視点については、引っ越し検討者と経験者との順位に大きな差はなく、1位「予算内の家賃」、2位「部屋の広さ」、3位「間取り」、4位「最寄駅からの徒歩分」となったが、「予算内の家賃」については、引っ越し経験者の方が11pt高い結果に。
さらに、譲れない設備・サービスについても聞くと、引っ越し検討者・経験者ともに1位「バストイレ別」、2位「エアコン」、3位「室内洗濯機置き場」が上位に並んだ。
次に、引っ越し検討者に対し、引っ越しを検討している街について聞いたところ、「交通の利便性」「公共施設充実」が30%台、「住み慣れた街」「職場・学校から近い」「治安が良い」が20%台で上位に。引っ越しは検討しているが、実際に引っ越しまでにいたらなかった理由を聞くと、「希望する物件が見つからなかった」(57%)や「家賃が予算より高かった」(32%)が多かった。