フリマアプリのメルカリで取引をしていて、「いいね!」とは何のためにあるのか、その意味について気になったことがある人も多いかもしれません。
この記事では、メルカリの「いいね!」の意味や出品者・購入者のそれぞれのメリット、さらに「いいね!」がついても商品が売れない理由や売れるための対応策を解説します。再出品や「いいね!禁止」についてもまとめました。
メルカリの「いいね!」の意味は?
メルカリの「いいね!」で何ができるのか、具体的に解説します。
メルカリの「いいね!」は欲しいもの、気になるものを一括管理できる機能
メルカリの「いいね!」は、気になっているものを保存・リスト化し、後から確認することができる機能です。商品に興味はあるけれども急いで買うほどではない場合や、いったん保存しておいて後でよく検討したいという商品に、取りあえずつけておくことができます。
つけ方は簡単で、商品ページにある「いいね!」アイコンを押すだけです。
Amazonの「ほしい物リスト」、楽天市場の「お気に入り」と同じような扱いで、「いいね!」をしておけば後で一から検索しなくて済む、とても便利な機能です。
メルカリの「いいね!」のメリットは? 【購入者編】
ここでは、購入者にとっての「いいね!」のメリットである
- リスト化して確認できること
- コメントが通知されてライバルの動きがわかること
- 値下げ通知
についてわかりやすく説明します。
「いいね!」した商品をリスト化して後で確認できる
前述したように、「いいね!」を押した商品はリスト化されていますので、時間のあるときにじっくり確認できます。
例えば、仕事の休み時間にメルカリを何気なく見ていたら、欲しいブランドのバックが売られていたとします。じっくりチェックしたいけれども、休み時間が終わってしまいそうです。そのようなときは取りあえず「いいね!」をつけると、家に帰ってからゆっくりチェックできます。
リストは、ホーム画面の「いいね!した商品」、または「マイページ」の「いいね!・閲覧履歴」から確認可能です。
商品へのコメントが通知され、ライバルの動きがわかる
「いいね!」をつけておくと、他のユーザーがその商品にコメントをしたときに通知されます。
購入を検討している商品や興味のある商品が、他のユーザーの目にも留まっていることが把握できるので、他ユーザーの動きを見ながら行動することができます。
値下げされると通知が届き、欲しい値段になるまで様子見できる
「いいね!」をつけておくと、対象の商品が10%以上値下げされた場合に通知が届くことがあります。自分の予算に応じてもう少し様子を見るなど、あなたなりの戦略を立てることが可能です。うまくいけば、かなり安い値段で商品を手に入れられますね。
メルカリの「いいね!」のメリットは? 【出品者編】
次に「いいね!」のメリットを出品者側の立場で考えてみましょう。
10%以上値下げすると「いいね!」した人に通知が届き販促効果が期待できる
10%以上値下げをすると「いいね!」した人に通知が届きます。通知を見た人の購買意欲をかきたてるため、販促効果につながります。
例えば、1万円で売っていたブランド物が20%引きになると8,000円です。1万円でも安いと思っていたところ、さらに安くなって8,000円となれば、ぜひとも買いたいと思う人が増える可能性は大きいですよね。
コメントをすると「いいね!」したユーザーに通知が届く
出品者がコメント欄に何かを書き込んだり、購入希望者へ返信したりすると、「いいね!」したユーザーたちに通知が届きます。
コメント欄でのやりとりを通じて、「いいね!」したユーザー、つまり購入検討中の人に対して、リマインドを行ったり、購買意欲を高めさせたりができるのです。
「いいね!」がついたタイミングで通知が届き、「いいね!」した人を確認できる
自分の出品する商品に「いいね!」がついた時点で、どのユーザーが「いいね!」をしたのかが通知されます。メルカリにはユーザーの検索機能がないため、そのユーザーについて調べることはできませんが、ユーザー名を把握することができます。
メルカリで「いいね!」がたくさんついた商品は値上げしてもいい?
メルカリで多くの人が「いいね!」をつけてくれた商品は、つい値上げしたくなるものです。しかし本当に値上げしても大丈夫なのでしょうか。
値上げしてもいいが、売れにくくなってしまう可能性も
値上げをするのは出品者の自由で、メルカリのルール違反には該当しません。
しかしもし値上げをしてしまうと、当然ながら売れなくなる可能性もあります。「もう少し安くなったら買おうかな」と思っていたユーザーは、値段が上がれば興味を失ってしまうかもしれません。「いいね!」を外されてしまう可能性もあります。
「いいね!」がついても売れない理由
「いいね!」があれば、商品が売れるというわけではありません。その理由について説明します。
商品がちょっと気になっただけ
商品に「いいね!」をつける人は、買いたいと思った人だけではありません。ただちょっと気になった場合、好きな雰囲気なので興味を持った場合、同様の商品と比較するために取りあえず「いいね!」をつけた場合など、その理由はさまざまです。
上記のような気持ちで気軽に「いいね!」をする人が多いので、「いいね!」がついたから売れるとは限らないのです。
時間が無いから後で見返そうと「いいね!」しただけ
すき間時間にメルカリを見て、気になる商品を見つけた場合、取りあえず「いいね!」をしておこうという人も少なくありません。特に購買意欲がなくても、後で細かく見てみたいという軽い気持ちだった可能性も考えられます。
値下げして通知を送るなど、出品者側からアプローチするなどの工夫が必要です。
他出品者から既に類似商品を購入してしまった
他の出品者から既に類似商品を購入してしまったけれど、「いいね!」をつけたままの人もいるかもしれません。購入予定者からすると、「いいね!」をつけたままでも特に困ることはないので放置している、または単に忘れているなども考えられます。
自動「いいね!」機能で勝手についた
メルカリの機能の一つ、自動「いいね!」機能で「いいね!」がついてしまった可能性もあります。自動「いいね!」機能は、以下の2つの行動をしたときに、購入希望者の意思に関わらず「いいね!」がついてしまいます。
- 購入手続き画面で購入せずに前の画面に戻った場合
- コメントを送信して前の画面に戻った場合
ユーザーによっては、「いいね!」がついたことさえ気付いていない可能性も考えられます。
「いいね!」がついても売れないときの対策
「いいね!」がもらえたからといって、商品が売れるとは限らないことがわかりました。では売れるためにはどうしたらいいのでしょうか。
値下げやコメントを書いて「いいね!」した人にリマインドする
前述のように、「いいね!」機能は、購入希望者へリマインドするためにも活用できます。例えば「いいね!」した人に値下げしたことを伝えることが可能です。また、コメント欄へ書き込むと「いいね!」した人に通知が届くので、これを利用してリマインドすることもできます。
特に値下げは、「早く買わないと他の人に買われてしまうかも」と、競争心をかきたてます。給料日後など、タイミングを狙って値下げしてみるのも手です。ただし、現在の出品価格から10%以上の値下げをしないと通知が届かないので、注意しましょう。
商品概要や写真を変更してアピールする
商品概要の情報が足りない場合、分かりづらい場合は、商品の魅力が伝わるように文章を修正しましょう。傷の有無といった見た目のほか、品番やサイズ、使用頻度、保管状況などを記入します。どんなときに使用できるか、おすすめの使用シーンを提案するのもいいでしょう。
また商品画像についても、ただ撮影するのではなく、商品の魅力やメリットが伝わるように、撮影方法を工夫してみましょう。
例えば靴を出品するのであれば、傷の有無やブランド名などがわかるように撮影します。また、購入者が実際に靴を履いたときにどのような姿になるかをイメージしやすいように、コーディネート例の写真を載せるのもいいでしょう。
「いいね!」をしたユーザーが、「いいね!」した商品を見返して、「やっぱり買いたい!」と思ってもらえるように工夫してみましょう。
再出品して検索ページで上位に表示させる
それでもなかなか売れないときは、出品を取り下げて再出品してみましょう。メルカリでは、新しく出品された商品は、最新の出品商品として上位に表示される仕様になっています。そのため、一度出品した商品を再出品すれば、再び検索ページの上位に表示できます。
上位に表示されれば、多くのユーザーの目につきやすくなるので、新しい買い手が見つかる可能性もアップするでしょう。
【注意点】メルカリで再出品すると、今までの「いいね!」は消える
ただし、残念なことにメルカリで商品を再出品すると、もともとのページについていた「いいね!」は消えてしまいます。
もともとのページに「いいね!」をしてくれていた人に買ってもらうのを待つか、再出品して新たな購入希望者を探すか、状況に応じて判断しましょう。
「いいね! 禁止」「いいね! 不要」とは? 「いいね!」を嫌がる出品者もいる
出品者によっては、「いいね!」の通知をわずらわしく感じる人や、本気で購入する意思もないのに「いいね!」をしないでほしいと思う人もいますよね。
人によって感覚はそれぞれなので、一方で「いいね!」をうれしく思う人もいます。
「いいね!」をしてほしくないという出品者は、プロフィールや商品の説明欄などに「いいね! 禁止」「いいね! 不要」などと記載している場合もあるでしょう。しかし、「いいね!」は公式の機能です。「いいね!」をしないように強要することは、自分独自のルールになり、トラブルの原因になることがあるので注意しましょう。
メルカリの「いいね!」の意味を理解して上手に活用しよう!
「いいね!」は、出品者にも購入者にもメリットのある機能です。
メルカリで商品を売りたい人は、「いいね!」をつけてくれた人へ、値下げしたり、コメントを書いたりすることで通知を送り、アピールすることができます。
購入者の場合は、欲しい物リストとして活用して、欲しい商品を逃さないようにしましょう。
ぜひ「いいね!」を活用して、メルカリライフを楽しんでくださいね。