日本将棋連盟は2023年3月3日、『将棋世界2023年4月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)を発売した。
一進一退の王将戦を谷川十七世名人・高見七段が振り返る
棋界最注目の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負では藤井聡太王将と羽生善治九段の激闘を谷川浩司十七世名人、高見泰地七段の解説で振り返る。
藤井先勝の棋王戦を青野九段が解説
渡辺明棋王の11連覇、藤井聡太竜王の最年少六冠、と互いに大きなものが懸かる第48期棋王戦コナミグループ杯は青野照市九段の観戦記でお贈りする。
「才能がないと難しい」俊英・青嶋未来六段が将棋観・人生観を語る
俊英棋士インタビューでは青嶋未来六段が登場。プロを目指すには才能は必要と、きっぱりと断定するのは逆に珍しいかもしれない。加えて、努力する効率を徹底的に追求するという。上達の急所を見極めることに自信があるというゲームの達人に話を聞いた。
加藤女流初段が語る理想の将棋とは?
女流棋士インタビューは加藤結李愛女流初段が登場。今年1月に行われた第7回YAMADA女流チャレンジ杯で優勝した若手屈指の実力派だ。自身の課題に真摯に向き合う謙虚な人柄が言葉からにじみ出る。
順位戦はラス前特集。佳境を迎えた各クラスの激闘を振り返る。戦術特集は「B級戦法迎撃法 相居飛車編」。B級戦法に悩まされている方、必読の講座だ。他にも見事プロ入りを決めた小山怜央アマの棋士編入試験、第49期岡田美術館杯女流名人戦、エッセイや講座など、大ボリュームの一冊。Amazonの紹介ページはこちら。
『将棋世界2023年4月号』
発売日:2023年3月3日
価格:870円(本体価格791円+税10%)
判型:A5判244ページ
発行:日本将棋連盟