メディア・インテグレーションは、米Synthogyが提供するバーチャル・ピアノ音源「Ivory 3 German D」の販売を開始した。価格は39,600円。「Ivory II Grand Pianos」からのアップグレード版は22,000円。
「Ivory 3 German D」は、Synthogy独自の新しい「RGB(Real-time Gradient Blending)テクノロジー」を導入したバーチャル・ピアノ音源。SynthogyのDSP開発における第一人者であるジョージ・テイラーによってカスタムデザインされている。新機能「Continuous Velocity to Timbre」では、すべてのアタック・ベロシティにおいて、ベロシティから音色への変化をリアルタイムで創出。MIDI 1.0ベロシティの127段階、MIDI(CC88) Velocity Extensionの16,384段階、MIDI 2.0 16bit Hi-Resolutionベロシティの65,536段階のいずれをコントローラーが送信しても、限りなく滑らかなベロシティ変化を実現する。また、複数のマイクセッティングを自由に変更・ブレンドが可能になった。クローズ、ミッド/サイド(M/S)、アンビエントのセッティング位置を利用できる。各ポジションは1クリックで簡単にオン・オフ可能で、新搭載のミキシング・デスクでリアルタイムにルーティングやバランス、EQやダイナミクス処理、リバーブへのセンドなどの処理を行える。
本製品は、AU、VST3、AAX(Pro Tools 11以降)、およびスタンドアロンでの利用が可能だが、現時点ではmacOS 10.15 Catalina以降を搭載したMacのみの対応(M1ネイティブ対応)。Windowsへは今後の対応を予定しているとのことだ。