俳優の山崎育三郎と女優の松本穂香が、テレビ朝日系ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)のクランクアップを迎えた。3日には最終章に突入する第7話が放送される。
今作は郊外の児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」を舞台に、自らも発達障害=凸凹(でこぼこ)を抱える院長・佐山卓(山崎育三郎)と研修医・遠野志保(松本穂香)のコンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く医療ヒューマンドラマ。
山崎と松本は最後の撮影を終えるとそろって笑顔に。山崎は開口一番「撮影が終わってしまったことがとても寂しいです」と名残惜しそうに語り、「僕たち役者や、子役の子どもたちが自由に表現できる環境を作ってくださって、スタッフの皆様には感謝しています」と振り返る。また、「多くの人が何かしら不安や生きづらさを感じている中で、そういった方々を励ます言葉を『さやま・こどもクリニック』の皆から伝えられたんじゃないかなと思っています。こういう温かい空気がどんどん広がっていくといいなと思いますし、僕も今後、生きづらさや不安を抱えている人に寄り添えるような人間でいたいなと思います」と、願いと共に決意。最後に「また会いましょう!」と力強く締めくくった。
松本は、挨拶を始めようとすると山崎にコブクロの主題歌「エンベロープ」を流され、「泣いちゃうからやめてくださいよー!(笑)」と思わず照れる。そして「言葉にならない大切なものがたくさん詰まった、とても素敵な時間を過ごさせていただきました」と感慨深げな表情を浮かべ、「この作品を通して『言葉の重み』や『自分の世界って思っていた以上に狭いんだな』ということ、『分からないことでも、分かろうとすることが大切なんだ』ということに気付かせてもらいました。このドラマをきっかけに、そう思ってもらえる人が世の中にどんどん増えていってくれたらいいなと思います」と思いを馳せた。