アイペット損害保険は2月27日、人とペットの絆に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は1月20日〜21日、犬・猫を飼育している、もしくは飼育経験のある1,000人を対象に行われたもの。
ペットに対し、絆(つながり)を感じることがあるかを尋ねたところ、75.0%が「実感することがある」と回答した。
年代別では、全世代において7割以上が「実感することがある」と回答している一方で、40代・50代では「実感することはない」の回答が約3割にのぼる。
ペットとの絆(つながり)を感じない理由としては、「人と違って言葉を交わせないから」「本心がわからないから」などのコメントが寄せられている。
「ペット」に対してどのような時に絆を感じるかを尋ねたところ、「寄り添っているとき」が70.3%で最多となり、次いで「必要とされていると感じるとき」が36.3%、「意思疎通が図れていると感じるとき」が36.0%で続いた。
さらに「大切な人」に対しての同様の質問では、最多は「気にかけてくれていると感じられるとき」(62.7%)となり、以下「寄り添っているとき」(55.1%)、「必要とされていると感じるとき」(54.1%)が続いた。
「ペット」と「大切な人」への回答で最も差が出たのは「気にかけてくれていると感じられるとき」、差が出なかったのは「意思疎通が図れていると感じるとき」となっている。
ペットとの絆を深めるために実践していることを尋ねたところ、「なでる、さわるなどスキンシップをとる」が59.4%が最多となり、次いで「名前を呼ぶ」が51.1%、「ほめる」が45.8%で続いた。
また、そのようなコミュニケーションを取ることで、約9割が「絆ができていると感じる」と答えている。
ペットのどのような様子から行動や性格の変化、絆ができていると感じるかについては、「自ら近くに寄ってくるようになった」は68.1%で最多となり、次いで「信頼関係を感じられるようになった」が45.3%、「基本動作(まて、おすわり、トイレなど)ができるようになった」が44.5%で続いている。
次に、ペットの変化していく様子や、絆が強まっていることを感じたことにより、75.4%が「ポジティブな影響があった」と回答。具体的には、「ストレスが緩和された」(66.3%)、「家族との会話が増えた」(52.8%)、「ペットを通じて友人、仲間が増えた」「相手の気持ちを思いやれるようになった」(26.7%)が上位となっている。
もし可能だとしたら、ペットとともに「やってみたい」と思うことを尋ねてみると、「ペットと会話をする/意思疎通する」が63.7%で最多となり、次いで「ペットと一緒に過ごしながら仕事をする」が26.4%、「ペットと一緒に自然の豊かな環境で暮らす」が24.6%で続いた。
最後に、大切な存在(家族、友人、ペットなど)との絆(つながり)を感じることは、自身にとって幸せなことかを尋ねてみた。すると、98.8%が「自身にとって幸せなこと」だと回答する結果となった。