いつも自分が中心にいないと気が済まない、かまってちゃん。依存心の強いタイプが多く、扱い方に悩む人も多いのではないでしょうか。

本記事では、かまってちゃんとはどんな人なのか、意味はもちろん、特徴や心理、対処法についてわかりやすく解説しています。かまってちゃんと上手に付き合うために、本質を理解していきましょう。

かまってちゃん(構ってちゃん)の意味とは

かまってちゃんとは、どのような人を指すのでしょうか。まずは、かまってちゃんの意味を解説します。

常にかまってほしがる人や状態のことで、女性にも男性にも使える

かまってちゃんとは、常にかまってほしがる人のことを表す俗語で、男女ともに使える言葉です。

周りに褒められたい、認められたい気持ちが強い、依存的なタイプです。自分が注目を浴びていないと気が済まず、さまざまな言動で周りの気を引こうとするのです。かまってちゃんはプライベートの場はもちろん、職場にも存在します。

  • かまってちゃんとは

    かまってちゃんの意味や、特徴と心理、対処法などを解説します

かまってちゃんの特徴

ここでは、かまってちゃんの特徴を紹介します。自分の周りにいる人が、かまってちゃんに当てはまるかチェックしましょう。

自慢話が多い

かまってちゃんの特徴には、自慢話の多さが挙げられます。かまってちゃんはトレンドに敏感で、流行りのものやブランドを身につけてアピールしたがる傾向があります。

仕事においても、自分の成績や上司からの評価を周りに自慢します。自分が話すばかりで、相手の話を聞こうとしないのも、かまってちゃんの特徴です。

つい話を盛りがち

かまってちゃんは、実際よりオーバーに話すクセがあります。盛り気味に話をすると、相手からより良い反応をもらえるからです。

そのため、かまってちゃんの話にはウソが混ざっているときもあり、どこまでが本当の話なのかわからない場合もあります。

ネガティブな発言が多い

かまってちゃんは、自分の価値や存在への自己評価が低く、ネガティブな発言するのが特徴です。

注目されないと、「私なんて必要とされていないんだ」などマイナスな発言をして、周りの気を引こうとします。

頻繁にSNSの更新をする

頻繁にSNSを更新するのも、かまってちゃんの特徴。自分の存在を多くの人にアピールでき、他人からの反応を見て満足できる手段として、SNSは最適です。

かまってちゃんの心理

かまってちゃんはなぜ、自慢話をしたり、オーバーに話したりするのでしょうか。そんな行動を起こす、かまってちゃんの心理を解説します。

自分という存在に自信がなく、自己肯定感が低い

かまってちゃんには、自己肯定感の低いタイプが多く見られます。自己肯定感とは、自分の存在や価値を、自分自身で評価する感情のことです。

自信がないため、ことあるごとに不安を感じてしまいます。また、かまってちゃんは傷つきやすく、少しでも否定的な発言をされたり、満足いく反応が得られなかったりすると「私は嫌われているの?」「私は周りから必要とされていないんだ」などと、ネガティブな感情が大きくなるのです。

自分の評価を、自分軸ではなく他人に委ねているので、不安定さがあります。

承認欲求が強い

かまってちゃんは、人より承認欲求の強いタイプが多く見られます。承認欲求とは「他人に自分を認められたい」「自分は存在価値のある人間だと思いたい」といった欲求です。

そのため、かまってちゃんはSNSを頻繁に更新したり、何度も連絡してきたりします。存在感をアピールし、自分は必要とされている人間なのだと常に思っていたいのです。

寂しいと感じがち

かまってちゃんは寂しがり屋で、孤独を嫌います。人から注目してもらえないと、寂しいと感じる傾向が強いのです。

自立しておらず周囲への依存心が高いため、一人の時間を楽しんだり、自分で自分の機嫌を取ったりすることが苦手です。

自分が一番でいたい

かまってちゃんは、常に自分が一番でいないと気が済みません。自分の思い通りにならないとオーバーに話をしたり、ウソをついたり、ネガティブな発言をしたりして、周りの気を引こうとするのです。

話題の中心に自分がいないとつまらないと感じてしまい、他の人が話しているのに横から割り込んで、自分の話をし始める場合もあります。

周囲にかまってちゃんがいる場合の対処法

  • かまってちゃんとの上手な付き合い方

    身近にかまってちゃんがいる場合、どう接したらいいのでしょうか?

自分の周りにいるかまってちゃんの接し方にわからず、悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、かまってちゃんへの対処方法を紹介します。

関わり過ぎずに適度に距離を置く

かまってちゃんはするどい嗅覚を持ち、話を聞いてくれる優しい人を探す能力に長けていることが多いです。そのためかまってちゃんに対しては、なるべく関わりすぎず、適度に距離を置くことをおすすめします。

リアクションの良い返事をしてしまうと、かまってちゃんの満足度を上げてしまう原因となり、必要以上に距離を縮めようとされる可能性があります。ですから、最低限の会話をするのが対処法の一つ。

仕事上など、どうしても関わらなければいけないときは、話題を盛り上げないよう「そうなんですね~」などと軽く聞き流すのが賢明です。かまってちゃんが喜びそうな言葉を返さない、必要以上にリアクションしないということを心掛けてください。

中途半端に優しくしてしまうと、どんどん依存されてしまい、逃げづらくなってしまいます。

頼って上手に利用する

少し難易度は高いですが、かまってちゃんの承認欲求をうまく利用しながら、いっそ頼ってみるのも対処法の一つでしょう。かまってちゃんは、周りから頼られると喜びを感じ、人一倍やる気が出る傾向があります。

「手伝ってくれてありがとう。助かったよ」「さすがだね、すばらしい出来だったね」などと褒められると、また手伝おうと思うのがかまってちゃんの性質です。上手に仕事を振って、お互いWin-Winな関係を築くのもいいでしょう。

彼氏や彼女の場合は、相手の価値を認めてあげる

彼氏や彼女の場合は、相手の価値をしっかり認めてあげるのがポイントです。かまってちゃんは、自分を愛してくれている恋人という存在に、心のよりどころを求めています。

そのため、普段から好意を伝えることで「私は必要とされている」と思い、満足できるのです。不安を与えないよう、「大切な存在だと思っているから安心して」と、こまめに相手に伝えてあげましょう。

かまってちゃんに依存されないよう、上手に付き合おう

かまってちゃんとは言葉の通り、常に周りからかまってもらいたい、注目されたい人のことで、男女ともに使える言葉です。いつも自分が中心にいたいと思っているため、自慢話をしたり、ネガティブな発言をしたりして気を引こうとします。

かまってちゃんへの対処法としては、関わりすぎず、適度な距離をとる方法が挙げられます。反応が良いと距離を詰められる原因となるため「そうなんだ~」と、軽く受け答えするのがおすすめです。かまってちゃんの特徴や心理を知り、上手に付き合いましょう。