グリーは3月1日、同社の100%子会社としてREALITY StudiosとREALITY XR cloudの2社を設立したと発表した。
ゲーム・アニメ事業に続く主力事業を育てるべく、近年はメタバース領域に注力しているグリーだが、その柱となっているのがスマートフォン向けライブ配信アプリ/コミュニケーションプラットフォームの「REALITY」だ。今回の新会社設立も、REALITYを中心に事業を拡大していくための組織再編となる。
既存の法人格としてのREALITYはプラットフォーム事業を展開する会社となり、バーチャルタレントのプロデュースを行うVTuber事業を新会社のREALITY Studiosとして分割する。
もう1社のREALITY XR cloudは法人向け事業を担うもので、すでに提供されている同名のクラウドソリューションから名前を取っている。バーチャルイベントの開催や企業のメタバース進出を支援しており、2022年6月から提供中のサービス「REALITY Worlds」は、三井不動産、HIS、ビームス、三越伊勢丹などの導入実績がある。
REALITY、REALITY Studios、REALITY XR cloudの3社とWeb3事業を展開するBLRD PTE. LTD.(シンガポール)を合わせた4社体制で、メタバース事業の拡大とグローバル展開を目指す。