厚生労働省の専門部会は2月27日、鼻に噴射して使用するタイプのインフルエンザワクチンの製造販売を了承した。鼻スプレー型のインフルエンザワクチンが了承されるのは、国内初だそう。後日、厚生労働大臣によって正式に承認される見通しだ。

  • 厚労省、国内初「鼻スプレー型」インフルワクチン承認へ - ネット「待ってました!」

    国内初、鼻スプレー型のインフルエンザワクチンが実用化! 注射の痛みがなくなるのか

今回了承されたのは、大手製薬会社・第一三共の「フルミスト点鼻液」。細いノズルを鼻に差し込んで霧状のワクチンをスプレーして使用する。2歳以上から19歳未満が対象で、ワクチン注射での痛みがなく、接種しやすいとのこと。

また鼻スプレー型なら、鼻の粘膜からインフルエンザワクチンを接種し、免疫の働きを高めるため、呼吸器粘膜からの感染予防がしやすいのだとか。

「フルミスト点鼻液」は、2016年に承認を求めて申請していた。追加の臨床試験などで審査に時間がかかり、承認が遅れたそうだ。臨床試験でのインフルエンザ発症予防の効果は、約29%あったという。

ネット上では「注射じゃなくていいんですか!」「すげー。もう注射いらんのや」「待ってましたーー!」「花粉の時期には、花粉症対策スプレーとの併用はできるのか、、、?」「注射がどうしても無理な人には選択肢になるかもだけど個人的には鼻のほうがキツそうだわ」などの声が寄せられた。