秋谷百音、“初めての性経験”繊細に演じる「たくさんの方が共感できるはず」

ABCテレビのスペシャルドラマ『今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2』が現在ABEMAで配信されている。同作は「セックス」を切り口に、恋への葛藤や性の悩みを抱えるヒロインたちの心情を描くオムニバス作品で、昨年3月に放送された前作は見逃し配信200万回超えの再生数を記録した話題作。全4話構成の今作では、新田さちか、織田奈那、林田岬優、秋谷百音が各エピソードで主演を務める。

第4話「初めては、君がいい」で秋谷が演じる主人公は、大人の魅力を放つ大沼(猪塚健太)に一目惚れする二十歳のウブな大学生・渚。大沼に振り向いてもらうため、自分に思いを寄せる高校時代の同級生・山崎(春本ヒロ)を誘い“初めての一夜”を過ごす。

マイナビニュースでは、ヒロインを演じた4人にインタビュー。今回は秋谷に、今作の見どころやラブシーンに臨んだ心境、ドラマにちなみ“色気”を感じる女性や、“今恋しているもの”について話を聞いた。

• 秋谷百音　撮影：宮田浩史

――脚本を読んだときの、今作への印象を教えてください。

共感を題材にしたドラマの中で、第4話は人生に一度しか起こらない“初めての経験”を描いたエピソード。未経験であることをコンプレックスに感じている方、早く経験しなきゃと焦っている方は年齢性別問わずいるはずなので、経験を通して自分の気持ちに気付いていく渚の姿にはきっとたくさんの方に共感していただけるのではないかと思いました。「これからこんなことが起こるのかも」「こんなふうに恋愛を進めていってもいいんだ」と自分の未来を重ねながら、または「こんなことあったな」と振り返りながら楽しんでいただきたいです。

• 第4話「初めては、君がいい」より(C)ABCテレビ

――ラブシーンへの挑戦にはどんな思いがありましたか。

監督やインティマシーコーディネーター(露出や身体的接触を伴うシーンを安全に撮影するために役者・監督のあいだで調整を務める)の方にサポート、ケアしていただきながらの撮影だったので、緊張も不安もなく終始ポジティブな気持ちで臨むことができました。山崎くん、大沼さんとの関係性の違いや自分の気持ちに気付く瞬間、大沼さんとしているときのどこかすれ違っている感覚がうまく出せればいいなと思いながら演じました。

――そんなラブシーンもあり、女優の皆さんの色気があふれ出ている今作ですが、“色気”を感じる女性の方を教えてください。

寺島しのぶさんと夏木マリさんです。「色気とは何か」という問いは人生の大きな課題ではありますが、自分の信念や考えをちゃんと持っている方は、その芯の強さが表情や姿勢に表れることで色気を放っているなと感じます。セクシーという意味ではなく、趣深い色気といいますか、人間味が滲み出るような色気。寺島さんと夏木さんの、自分の考えをしっかりと口にできるかっこいい姿に憧れますし、そんな色気を放つ人になりたいです。

――では続いて、今作のタイトル“恋をする”にちなんで、いま恋をしているものはありますか。

今ピンク色がすごく好きで、何でもピンクのものを買ってしまいます(笑)。今日も私服のニットや靴下がピンクですし、スマホケースに入れているステッカーもピンク、次にしたい髪色もピンクなんです。今まで自分には似合わないと決めつけていたのですが、一度身につけてみると誰でも楽しめる色だなと気がつきました。好きな色に囲まれていると気分が上がるので、いまピンクに恋してるなと思います。

――では最後に、秋谷さんが主演を務める第4話「初めては、君がいい」について、こんな人に見てほしい、こんな恋の悩みに効くというアピールポイントを教えてください。

初めての経験を怖いと思っている方、焦っている方、誰かと比べてしまう方には特に共感していただけるエピソードになっていると思います。この作品を通して、自分を大切に思ってくれる身近な存在に気付くことができるかもしれません! 経験を重ねている方にも、憧れが好きに直結してしまう若さゆえの恋愛模様や、すべてが新鮮に見える初めての瞬間を思い出して見ていただければうれしいです。