運転大好き女子の一瀬優美さんは普段、スズキの軽自動車「エブリイ」に乗る庶民派(?)ドライバーですが、実は大きなクルマに憧れがあるそうです。それならばということで、今回はランドローバーの「ディフェンダー」に乗ってもらいました!
お気に入りのポイントは?
運転大好き女子としていろいろなクルマに乗らせてもらっているのですが、実は1番好きなクルマはSUV。大きくて丈夫なクルマに憧れがあります。
見た目が好きなのはもちろんですが、私はかなりの心配性でして。
交通ルールを守って正しく運転するのはもちろんですが、私が安全に運転していても、事故にあう可能性は少なからずあるじゃないですか……。もし居眠り運転に突っ込まれたら、ルールを守らない危険なクルマが迫ってきたら……などなど、考え出したらキリがありません。そんなことを考えるうちに、頑丈なクルマに魅力を感じるようになりました。
そんな私が今回試乗したのは、ランドローバーのディフェンダーです。
私の好みドンピシャのカッコいい外見! テンション上がります。車体のカラーに合わせてホイールまで緑なのがおしゃれで目を引きました。
乗車しやすく乗り込みもスムーズでしたが、唯一気になった点は後部座席に座る際も助手席のドアから乗り込まなければならないこと。後部座席のドアないのかぁ、と思いましたが、助手席は電動で前後にスライドできて折りたたみも簡単だったので、そこまで大きな問題ではなかったです!
車内はかなり広々! こんなに大きなナビパネルあるんですね。よくある埋め込みタイプではないので、パネルの後ろにも収納スペースがありましたよ。
そして驚いたのがシートクーラー機能(シートベンチレーション。背中やお尻の部分の暖まった空気を吸いだしてくれる)。2月の1番寒い時期の取材でしたが、初めて見たのでこれは体験したいと思い、スイッチを入れてみました。
スーっと冷えていくシート。これは真夏の車内で大活躍しそうです。クーラーもいいんですが、体をじっくりと冷やしてくれますね。
クーラー関連でもうひとつ。なんと、クーラーボックスがついてました。夏は飲み物がぬるくならないよう、エアコンの送風口にドリンクホルダーを設置して飲み物を置いている人も多いと思いますが、これがあればドリンクホルダーがなくても! エアコンをつけなくても! キンキンのジュースが飲めちゃいますね。すごいです……。ドリンクホルダーをあっちこっちに設置すると、見栄えもよくないですもんね。私はかなり設置しちゃってますが……。
そして上を見ると、サンルーフを発見。取材日はかなり風も強かったのですが、せっかくなのでフルオープンに。走行中に開けるとかなり風が入ってきてしまうのかと思ったら、そんなことないんですね。心地よく風が入る程度で、気持ちよかったです。そこはうまく設計されているのでしょうか? 車内も明るくなり、新鮮な空気を吸いながら快適に過ごせました。
実際に運転してみて個人的に気に入った点はブレーキペダルの踏み心地です。
どんなに優しく踏んでもキュッと止まってしまうクルマって、ありますよね? ディフェンダーなら、絶対になりません! 踏んだ感じが重めといいますか、グーッと沈むので滑らかに止まります。自分で調整する必要なく静かに止まってくれるので、すごく気に入りました。
走っていても、揺れをほとんど感じないほど安定しています。坂道ではしっかりパワーを発揮してくれて、スイスイ進みました。
もうひとつ、気に入ったところは3点ナビです(すみません、私が勝手に名付けました)。ナビ画面に加えて、ヘッドアップディスプレイとメーターパネルにも地図が映るんです。
ヘッドアップディスプレイに速度や地図が映るのは知っていて、最初は画期的すぎてかなり感動したのを覚えているんですが、それだけでもすごかったのに、今回はメーターパネルにまでナビが表示されていました。私、昔から運転しながらナビをチェックするのが苦手だったんですが、3点ナビがあれば、ほとんど視線を動かさずにさまざまな場所でナビや状況がチェックできるじゃないですか! いまだに針で動くメーターのクルマに乗っている私ですが、技術の進歩に感謝です。
大きな車体で安定した乗り心地のディフェンダーは、機能も充分すぎるほど豪華でドライバーの気持ちに寄り添ってくれるクルマでした。真夏のドライブでシートクーラーをつけながら、クーラーボックスに好きなジュースを入れて、サンルーフからの日差しをたっぷり浴びて海岸線を走ったら、最高な夏を感じられそうですよね!