モバイル社会研究所は2月27日、「小中学生のスマホの所有状況」に関する調査結果を発表した。調査は2022年11月、関東1都6県に在住する小学生および中学生とその親500名を対象に、訪問留置形式にて行われた。
スマホをいつから持ち始めたかを聞いたところ、中学入学前となる「12歳」(30%)が最も多く、平均では10.6歳。一方、キッズケータイは、小学入学前後となる「7歳」(26%)から持ち始めるケースが多く、平均では8.1歳という結果に。経年推移でみると、低年齢化が鈍化し、男女差も縮まっていることがわかった。
続いて、小学生からスマホを持たせている理由を尋ねたところ、男女問わず「緊急の連絡のため」(全体60%)が突出して高く、特に男子は昨年より19ポイント上昇。また、中学生になってからスマホを持たせた理由としても、「緊急の連絡のため」(47%)がトップだったが、「子から欲しいと言われた」(44%)、「進学または進級」(40%)、「友達が持ち始めた」(39%)が僅差で続き、複合的な理由からスマホを持たせることがうかがえた。