ランドセル事業を展開するコクホーが、日本初となるランドセルのサブスクリプションサービス「RandS」を今月から開始して話題になっている。安価な月額課金でランドセルを借りられるというものだ。同社の公式サイトとアプリを通してサービスを提供している。ネットでは、「飽き性の子どもには良いのかも」「傷がついたり壊れたりするのも思い出」などと様々な意見が集まっている。

  • ランドセルのサブスクが登場、月額990円から - ネット「アイディアすごい」「傷も思い出」

    ランドセルのサブスクサービス「RandS」が登場。月額課金で、ランドセルが使い放題

「RandS」は、約250種類のランドセルの中から好みのランドセルを借りられるサブスクサービス。借りたランドセルは、月1回~3カ月に1回の頻度で交換可能だという。プランは、Vプラン(月額税込990円)、Bプラン(税込月額2,750円)、Sプラン(税込月額3,850円)の3種類がラインアップする。プランによって選べるランドセルは異なるそうだ。

  • 3種類のプランが用意されている。それぞれのプランで選べるランドセルが異なる

また3年間同じプランを継続利用すると、使用中のランドセルが無料で進呈される。利用しているランドセルが気に入れば、途中の買取りも可能だという。ちなみに新一年生に限り、入学時に新品のランドセルを提供するとのこと。

  • ランドセルラインアップの一部。季節などに合わせて交換してみてもよさそうだ

総務省の調査によると、ランドセルの価格は全国年間平均で2011年が33,593円だったのに対して、2021年には49,565円と、10年で約16,000円も値上がりしているそうだ。また、また近年では、小学校入学という大きな節目を迎えた子供のランドセルを選ぶための「ラン活」(ランドセル購入のための活動)の時期がだんだんと前倒しされていて、これも負担になっているのだとか。

今回のランドセルのサブスクは、こうした価格高騰問題や、購入時期の前倒しが続く「ラン活」の新たな選択肢として注目されている。

ネット上では「こういう既存の商品を発展させる商売のアイディア本当にすごいと思う、天才商人の発想」「卒業したらいらねぇし借りるほうがいいと思う」「まあ飽き性の子どもには良いのかも」と評価するの声のほか、「子供ってランドセル傷付けがちだけどそれも許してくれるんかな」「傷がついたり壊れたりするのも思い出」「6年生の最後に色んな人のランドセルにペンでメッセージ書けなくなるやん」「6年目のボロボロのランドセルも成長の証よ」「買った方が安い定期」など買い取り派の声も寄せられている。