マイナビは2月24日、「マイナビ2024年卒大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表した。調査は2月1日~10日、2024年卒業予定の全国の大学生・大学院生3,235名(文系男子639名、文系女子1,411名、理系男子530名、理系女子655名)を対象にWEBで行われた。
インターンシップ・ワンデー仕事体験に応募や申し込みをしたことがある学生の割合は89.3%(前年89.2%)で、「インターンシップに参加したことがある」割合は81.8%(前年82.6%)となった。平均応募社数は8.6社(前年8.6社)、平均参加社数は5.2社(前年5.0社)となり、参加率のみ前年より微減したが、前年同様の高い水準で推移している。
開催形式については、「WEB形式に参加した方が多い」(69.6%)が前年より9.9pt減少したのに対し、「対面形式に参加したほうが多い」(17.1%)は6.3pt増加。コロナ禍の行動制限が少なかった2024年卒は、対面が増えているよう。
一方、インターンシップに参加しなかった学生に理由を聞くと、「学業を優先していたから」(18.8%)や「部活・サークル活動やアルバイトを優先していたから」(14.5%)が上位となり、学生時代にしか経験できない活動に注力している様子がうかがえる。また、「参加したい企業が対面でしか開催していなかったから」が前年比9.4pt増と大きく増えており、開催地が遠方だったなどの事情で、学生が参加できなかった、という状況もうかがえた。
次に、3月1日以降、何社にエントリーする予定か聞いたところ、「10社未満」が40.2%で最も多く、平均14.7社と前年から1.5社減少。インターンシップの参加社数が多い学生ほど、エントリー予定社数も多い傾向が見て取れた。
続いて、現時点の就職活動への準備度を自己採点してもらったところ、は「あまりできていない」が最多の34.3%(前年比1.9pt減)。「自己分析や志望動機が明確ではなく、とても不安」「まだ業界すら絞れていない状況なので、これから説明会に積極的に参加します」という声のほか、「内定の数よりも自分自身が心から行きたいと思えるような納得感のある内定が目標」や「早い段階で内定が決まっても、自分の納得のいく会社を受け続け後悔のない就活にしたい」など、内々定の数ではなく、就職活動の内容にこだわりたいという学生が多いよう。なお、「できている(十分+ある程度)」は29.4%(同3.8pt増)だった。