相模鉄道は27日、相鉄・東急直通線の開業に合わせ、3月18日に実施する相鉄線のダイヤ改正について発表した。相鉄線内は特急・快速・各停の3種別を主体とし、平日朝の上りのみ通勤特急・通勤急行を運行。急行は運行を休止する。横浜~海老名間の特急、横浜~湘南台間の快速は運行時間帯を拡大。各停は運行区間を一部変更する。

  • 3月18日のダイヤ改正に合わせ、相鉄線の急行は運行を休止する

相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線・東急新横浜線)の開業にともない、利用の一部が相鉄新横浜線に移行することから、おもに平日朝の時間帯に横浜駅発着の本数を調整。平日朝の横浜方面は現行より4本減便した20本(1時間あたり片道)、平日夕方の横浜方面は現行より2本減便した16本(1時間あたり片道)とする。平日日中の横浜方面は12本(1時間あたり片道)のまま増減なしとされている。

東急目黒線方面は朝の時間帯に6本(1時間あたり片道)、日中時間帯に2本(1時間あたり片道)、夕方時間帯に2本(1時間あたり片道)、東急東横線方面は朝の時間帯に4本(1時間あたり片道)、日中時間帯に2本(1時間あたり片道)、夕方時間帯に4本(1時間あたり片道)を新たに運行。土休日は既存の列車に増減はなく、東急目黒線方面は朝の時間帯に3本(1時間あたり片道)、日中時間帯に2本(1時間あたり片道)、夕方時間帯に4本(1時間あたり片道)、東急東横線方面は朝の時間帯に3本(1時間あたり片道)、日中時間帯に2本(1時間あたり片道)、夕方時間帯に2本(1時間あたり片道)を新たに運行する。

  • 平日ダイヤにおける時間帯別の列車本数(1時間あたり片道)

  • 土休日ダイヤにおける時間帯別の列車本数(1時間あたり片道)

相鉄線内の列車種別も整理され、特急・快速・各停の3種別を主体とした上で、平日朝の上りのみ通勤特急・通勤急行を運行する。ダイヤ改正後、平日朝の上りは特急・通勤特急・通勤急行・各停の4種別、それ以外の時間帯は特急・快速・各停の3種別に。急行の運行を休止し、通勤急行や快速に置き換えることで、急行が通過していた星川駅、西谷駅、鶴ケ峰駅の停車本数が増える。

横浜~海老名間で特急の運行時間帯が拡大され、平日朝の下りをはじめ、平日の日中時間帯と深夜23時台、土休日の日中時間帯と17時台・23時台に特急の運行が増える。横浜~湘南台間では快速の運行時間帯を拡大。平日・土休日の午前中と夕方時間帯、20~22時に快速の運行が増える。

各停の運行区間も一部変更し、横浜~西谷間の各停を設定。各停の運行区間がおもに横浜~西谷間となるため、鶴ケ峰駅以西の利用にあたって乗換えが多くなるほか、特急・快速等と各停の乗換えを行う場合、二俣川駅での接続がない場合があるという。横浜方面へ利用する場合、横浜行の列車を利用するだけでなく、JR線直通列車・東急線直通列車を利用の上、途中駅(いずみ野駅、大和駅、二俣川駅、西谷駅)で乗換えを行うことにより、早く到着できる場合がある。

  • 一部の始発列車の時刻繰上げと行先変更も予定している

一部の始発列車の時刻繰上げと行先変更も実施。かしわ台駅4時40分発の横浜行(各停)をかしわ台駅4時39分発、海老名駅5時3分発の横浜行(急行)を海老名駅5時1分発、湘南台駅5時2分発の横浜行(各停)を湘南台駅5時0分発、二俣川駅5時22分発の海老名行(各停)を二俣川駅5時20分発にそれぞれ変更する。土休日において、横浜駅5時21分発の海老名行(各停)は横浜駅5時21分発の湘南台行に変更。なお、新横浜駅5時18分発の海老名行(各停)も新設される。