アップルの直営店舗であるApple Storeでは、iPhoneやiPadなど同社のデバイスの使い方を学んだり、人気アプリを用いたクリエーションを体験できる無料講座「Today at Apple」を毎日開催しています。
2月24日の夜には、人気のアートディレクターとして知られるamity_sensei(アミティ センセイ)による、iPadを用いたデザインテクニックを学ぶセッションが開かれました。
アートディレクターやデザイナーとしての肩書きを持つamity_senseiは、人気ユーチューバーでもあります。登録者数が33万人を超えるamity_senseiのYouTubeチャンネルでは、最新のアップル製品やイラスト・デザイン制作の人気アプリの使いこなし方を紹介しています。
amity_senseiはまた、小学生を対象にしたiPadによる創作に特化したクリエーションスクール「iPadmate kids」を京都に開校しました。現在は塾長としても活躍の場を広げています。
Today at Appleのセッションは誰でも無料で参加できることから、会社や学校の帰りにApple Storeにふらっと立ち寄れる気軽さが人気です。なかには、事前予約を受付けているセッションもあります。
この日のセッションは「超」が付くほどの大盛況ぶり! Apple丸の内の大型ビジョンがあるセンターステージはたくさんの受講希望者で賑わい、吹き抜けになっている2階のフロアからamity_senseiの説明を熱心に聞く人々の姿も多くありました。セッションは同時にオンライン配信も行われました。
この日のセッションのテーマは、iPadやMac、iPhoneにも対応する手書きのノート作成アプリ「GoodNotes 5」を活用したクリエイティブなノート術。GoodNotes 5は2022年のApp Store Awardsを受賞した、Time Base Technology Limitedによる人気のアプリです。筆者も、ふだん原稿の下書きをiPadで整える際に活用していますが、画を描いたり、おしゃれなノートを作ったことがなかったので、この日のamity_senseiのセッションはとても勉強になりました。
なお、amity_senseiは「GoodNotes 手書きノートブック」というタイトルの書籍も出版しています。YouTubeチャンネルの動画解説も見ながら、iPadを持っている人はぜひGoodNotesアプリの上手な使いこなしテクニックを学んでみるとよいでしょう。
Today at Appleのセッションでは、iPadを片手にApple Storeを訪れた受講者の方々と一緒にクリエイティブな「ハンバーガーのレシピ」をGoodNotesアプリで作る時間を共有しました。
約1時間にわたるアプリ体験では、Apple Pencilを片手にiPadとGoodNotes 5アプリで「おしゃれな画と文字を描き」、それぞれを「美しくデザインする」方法を学びました。GoodNotes 5の基本的なツールを知り、短時間で頭の中のアイデアを「わくわくするようなノート」に落とし込むための大事なポイントを、amity_senseiはとても丁寧にわかりやすく解説してくれました。
セッションの後半には、参加者の方々が制作したノートを大型ビジョンに映して、amity_senseiが講評を加えました。参加者の皆さんのイラストやデザインがとても秀逸だったことに、筆者も驚きました。
amity_senseiは「これからもiPadで好きなことをとことん追求してほしい」と参加者の方々に呼びかけていました。
iPadをWebブラウジングや動画・音楽などのエンターテインメント視聴、モバイルノートPCと同様に仕事のドキュメント作成に活用するユーザーが増えています。Apple Pencilが加わると、iPadによるクリエーションはイラストやカリグラフィ、文章を書くことになどその可能性は豊かに広がります。
Apple Storeでは今春も、MacやiPadの新しいスキルを身に着けて、新学期・新生活の好調なスタートを切るための学びを集めたセッションを多数開催しています。Today at Appleのサイトからスケジュールを確かめて、ぜひ参加してみてください。