2022年に廃盤となったリトルシガータイプの「Joker(ジョーカー)」が、紙巻きたばことなって今年の2月6日より順次販売開始となりました。斬新なデザインとメープルチョコレートのような独特な香りと味わいを再現した「ジョーカー・カオス」をはじめ、同日から発売した全3銘柄の特徴を紹介します。
“伝説のたばこ”と呼ばれる『ジョーカー』が復活
1978年に誕生した『ジョーカー』は、120mmスリムサイズのシガレットです。ロゴをコラージュした斬新なパッケージデザインとメープルチョコレートの甘く吸いやすい喫味から、若者を中心に熱狂的なファンが存在しました。“伝説のたばこ”とも呼ばれた『ジョーカー』ですが、2001年に廃盤となり、2014年にパッケージデザインを一新し、120mmスリムロングのまま「ジョーカー・カオス」としてリトルシガーで復活したものの2022年に終売。根強いファンに支えられ、今年2月にシガレットタイプの「ジョーカー・カオス」が誕生しました。
新作の「ジョーカー・カオス」は、初代発売当時と同じくソフトパックを採用し、褐色細巻きで120mmのスリムサイズ。完全新作の「ジョーカー・コア」と「ジョーカー・ミスティック」と共に、2月6日よりIMEX商品取り扱いのある、一般たばこ店及びコンビニエンスストアにて順次販売されています。
普段は加熱式たばこのメンソールしか吸わない筆者ですが、新作の3銘柄を早速試してみました。
「ジョーカー・カオス」
リトルシガーと同じデザインのパッケージに包まれた「ジョーカー・カオス」は、独特のメープルチョコレートの味と香りをそのままに、深く味わえる吸い心地が特徴です。タール値は1本あたり13mgとなっています。
パッケージを開けた瞬間に、「ジョーカー・カオス」の特徴である甘いメープルチョコレートの香りが漂います。取り出してみると本体は極細で、重厚感のある着色巻紙に包まれていました。
実際に吸ってみると、香りほどの甘さは感じませんが、吸いごたえのあるたばこの味わいにメープルチョコレートのコクが加わります。13mgとタール値は高めですが、メープルチョコレートが加わることでキツさは感じず、まろやかな味わいを楽しむことができました。喫味もしっかりとあるので、たばこ感と甘い香りを両方味わいたい人に好まれそう。時間を忘れてコーヒーと一緒にゆっくりと味わいたくなるような、リラックスしたい時にピッタリのフレーバーでした。
「ジョーカー・コア」
ブラウンのパッケージの「ジョーカー・コア」は、ジョーカーの“核”となるベースブレンドのみのビターな味わいが特徴です。ノンフレーバーでベーシックな味わいを楽しめる「ジョーカー・コア」のタール値は1本あたり11mgとなっています。
パケージを開けて匂いを嗅いでみると、ノンフレーバーだけあって香りは特にありませんでした。本体は「ジョーカー・カオス」と変わらず、葉巻のような茶色の巻紙に包まれています。
吸ってみると、ビターな味わいで、濃厚なたばこの味わいを感じることができます。タール値は11mgですが、ノンフレーバーだからか13mgの「ジョーカー・カオス」よりも強く感じました。クセもなく、万人受けしそうな味わいなので、普段からレギュラータイプを吸っている人から好まれそうなフレーバーです。
「ジョーカー・ミスティック」
ブルーのパッケージの「ジョーカー・ミスティック」の特徴は、妖しく甘美なリキュール様の香りに微かな冷涼感のある味わいと柔らかでスムースな煙を楽しめること。タールは1本あたり7mgと今回の『ジョーカー』シリーズでは1番軽い値になっています。
ビニールを剥がしてみると、リキュールの香りと記載されていましたが、甘い紅茶のような清涼感のある香りがしました。妖しく甘美なリキュール様の香りの想像がつかないので、どんな味わいなのか楽しみです。
吸ってみると、先ほどの紅茶のような香りはせず、魅惑的な爽やかな甘い香りが鼻に抜けていきます。喫味は、タール値が7mgというだけあり、他の2つよりもライトで吸いやすい。メンソールほどではないですが、ほんのりと冷涼感を感じ、後味もすっきりとしていました。お酒と合わせて吸いたくなるような、柔らかな味わいとすっきりとした甘みを感じられるフレーバーでした。
3製品とも葉がぎっしりと詰まっているような、たばこの深い味わいを楽しむことができました。他のたばこよりも長さもあり、火をつけてからもモチも良いので、ゆっくりと『ジョーカー』の味わいを堪能することができます。復活を待ち望んでいた人はもちろん、リトルシガーでなかなか挑戦できなかった人も手に取りやすくなった『ジョーカー』を、店頭で見つけたら試してみてくださいね。