モデルの生見愛瑠が、4月に新設されるABCテレビ・テレビ朝日系日曜22時のドラマ枠第1弾作品『日曜の夜ぐらいは...』に出演することが26日明らかになった。主演の清野菜名、岸井ゆきのと共にメインキャスト3人のうちの1人を演じる。

  • 左から生見愛瑠、清野菜名、岸井ゆきの (C)ABCテレビ

岡田惠和氏の書き下ろしとなる同作は、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに女性3人の友情を描くハートフルストーリー。足の不自由な母との二人暮らしを支えるため休みなくバイトを続ける娘、家族から縁を切られながらも退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける女性、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘……離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人があるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。そして心を通わせ始めた彼女たちにある“奇跡”が起き、行き詰まっていた人生が静かに動き出すことに。

2012年にモデル活動を始め、現在はインスタグラムのフォロワー数144万人を超える生見。“めるる”の愛称でバラエティ番組でも活躍する一方、昨年7月公開の映画『モエカレはオレンジ色』では、映画初出演にして第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、俳優としても評価を受けている。そんな生見が演じるのは、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘・樋口若葉。かつての裕福な暮らしから没落し、「母親に似てきた」が祖母との共通認識の悪口であるという複雑な家庭環境の中、今の暮らしから抜け出したい気持ちを強く抱きつつ、手がかりひとつ見出せない日々を過ごしている。そんな若葉と、清野演じる岸田サチ、岸井演じる野田翔子が出会い、女性3人の友情物語が幕を開ける。

女友達3人組として顔を合わせる清野、岸田、生見は全員が今年度日本アカデミー賞の受賞者。(清野:優秀助演女優賞/岸井:優秀主演女優賞)それぞれ異なる魅力を持つ3人が、三者三様のキャラクターに命を吹き込んでいく。また、今作の演出は数々の名作ドラマの演出や映画の監督として長年活躍してきた新城毅彦氏が務めることも決定した。

コメントは以下の通り。

■生見愛瑠

――出演が決まった際の率直な感想は?

素直にすごくうれしかったです! こんなに素敵な方々とご一緒できるのもそうですし、日曜22時の初めての枠というのもうれしかったです! 頑張ります!

――どのような役どころでしょうか?

田舎でおばあちゃんと一緒に暮らしてる女の子で、ラジオが大好きでちくわぶ工場で働いています! すっごく素直でまっすぐな女の子です!

――脚本を読まれた感想は?

一つの趣味、好きなことをきっかけに、こんなにもみんなの輪が広がるんだなぁと、とってもほっこりしました。年齢や性格がバラバラでも、とても素敵な絆が生まれるのが面白い! 早く演じてみたいです!

――清野菜名さん、岸井ゆきのさんとの、女性3人の友情を描く物語ですが、お2人との共演についてはいかがですか?

お2人とは初めましてだったので、すごく緊張していたのですが、とても優しくてお姉さんが2人もできた感覚で、すごくうれしいです! 撮影を通じてもっと仲良くさせて頂けるように頑張りたいです!

■清野菜名

インタビューやポスター撮影でお会いした際に、和気あいあいとし、とても居心地が良く、これから始まる撮影での3人のセリフの掛け合いがとっても楽しみになりました! サチ、翔子、若葉、少し変わり者の3人の友情がどう発展していくのか、私自身とってもワクワクしています。これから数カ月間撮影していく中で、お2人の友達でしか見られない部分をたくさん発見したいです!

■岸井ゆきの

3人組、最後のキャストが発表されました! 清野さんとは今まで現場ですれ違うばかりで直接向かい合ってお芝居するのは初めてで、生見さんも初共演なのですが、このドラマでも全員初対面の役どころなので、このまま新しい気持ちで挑み、それぞれの日常の中の哀感も混じえながら、日曜の夜を3人で楽しく彩っていければと思います。

■清水一幸プロデューサー

女性3人の友情物語。サチ、翔子に続いて、若葉役を生見愛瑠さんに演じていただくことになりました。昨年8月に生見さんの出演したドラマを見て、普段テレビで見る、いわゆる“めるる”と違ったその姿に、脚本の岡田さんと「絶対に出て欲しい……!」という話になり、それがきっかけで若葉という役が生まれたと言っても過言ではありません……。バラエティ番組等で見ない日はないくらいの生見さんですが、大変なスケジュールの中、今回この作品にご参加いただきます。清野さん、岸井さんに、生見さんが加わった、3人の掛け合いは必見です。お楽しみに!