みなさんオーロラを見たことがありますか。オーロラ見物を組み込んだ北欧観光ツアーなどもありますが、実際現地に行ってみると一度も見ることができなかったということもしばしば。レアな天体現象と言えるでしょう。それを飛行機の中で、より近くで見ることができたとしたら? これはさらに希少な体験と言えそうです。

消灯後の機内、暗い中でふと目が覚め窓シャッターを開けるとまだ夜。星が綺麗だけど、なんだかぼんやり雲がかかっているような…こんな上空に…? と眺めていたら添乗員さんが「オーロラですよ」と教えてくれた。地球すごいな!!

  • (Twitter ながらりょうこ@fzzrymm より引用)

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オーロラの色は赤、黄、紫、緑など 様々。それが大空に浮かぶレースのカーテンのようにゆらめきながら輝く光景は、まさに地球が演出してくれる神秘的な天体ショーです。

オーロラは、北極や南極など高緯度な土地で見られます。このオーロラを生み出しているのは、「太陽風(たいようふう)」です。太陽風とは、太陽の表面で起こる大きな爆発により、太陽から飛び出す電子や陽子が、風のように地球に吹きよせてくる現象をさします。この太陽風が、北極や南極上空にある酸素や窒素などの原子を刺激して発光させます。これがオーロラなのです。

様々な条件が重なって出会うことができる自然現象ですので、なかなか目にすることは少ないわけですが、機上の人となるとさらに希少です。ベルリンで暮らす漫画家、ながらりょうこさんが飛行機の中から投稿した幻想的な写真に、フォロワーたちからも一緒に驚き、感動する声が数多く寄せられました。

「すごい光景ですね! 」「地球すご~~~~~い」「美しいー」「オーロラってこんな上空に出てるんですねえ…」「こんなの見たら感動して泣く」「一生に一度見るのも難しい(のかな? )オーロラを、自然にご覧になられたのはすごいです! 」「以前、私も上空の機内からオーロラに遭遇し、CAさんから凄い幸運な事だと教えてもらいました」などなど。投稿者のながらりょうこさんにお話を伺いました。

■投稿者に聞く

……これはどこからどこへ移動されている時の写真でしょうか。

羽田からヘルシンキへ北極経由で移動している時の写真です。現在ベルリン在住なのですが、この冬出身地である北海道に3年ぶりに帰省していて、その復路(札幌からベルリンに戻る飛行機)での出来事でした。

……それまでオーロラを見たことはありましたか。

初めてです!

……オーロラに気づいた時の状況と感想は?

機内消灯後で、私も眠っていたのですが、ふと目が覚めて、また眠る気もしなかったので、何気なく外の星空を眺めていました。そのうち、星空に雲のようなモヤモヤとしたものがかかりはじめ、雲海の随分上を飛んでいた飛行機でしたので、こんな上空に雲? …と思っていたところ、そっと後ろから乗務員の方に「今オーロラが見えていますよ」と声をかけていただけたのでした。おかげで確信を持って眺めることができました。

見ているうちにそのモヤモヤが変化し、カーテンのような形になったり…、誰が見ていなくても美しい景色は存在する、地球ってすごいな、と思いました。

▼消灯後の機内、暗い中でふと目が覚め窓シャッターを開けるとまだ夜。星が綺麗だけど、なんだかぼんやり雲がかかっているような…こんな上空に…? と眺めていたら添乗員さんが「オーロラですよ」と教えてくれた。地球すごいな!!