京都鉄道博物館は、JR西日本の営業路線とつながった引込線を活用した現役車両の展示として、七尾線で運用中の観光列車「花嫁のれん」(キハ48形気動車2両編成)を3月19~21日に特別展示すると発表した。
「花嫁のれん」は北陸新幹線長野~金沢間の開業後、2015年秋から運行開始した観光列車。花嫁の幸せを願い、婚礼の日に「のれん」を贈る伝統文化に由来した列車名で、乗客の幸せを願う思いから名づけられたという。外観デザインは「和と美のおもてなし」をコンセプトに、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージ。内装は伝統的によく使用される輪島塗の図柄を表現し、北陸の和と美を感じ、満喫できる列車となっている。
京都鉄道博物館での特別展示にあたり、営業線を運転して搬入するため、輸送上の都合により展示を中止する場合がある。特別展示関連イベントも決まり次第、発表するとしている。