巨大な「ラフレシア」に遭遇、貴重な写真をTwitterに投稿した人が注目を集めています。大きい大きいとは聞いていたけど、人間と並べると冗談みたいなサイズ感!
ラフレシアは「世界最大の花」とも呼ばれる巨大な植物。異臭を放つことでも有名ですが、成長に1年ほどかかり、しかも数日ですぐに枯れてしまうため、美しく咲いているラフレシアに出会えるのはかなりレアな体験なのだそうです。それゆえ、「幻の花」なんて言われることも。
竜洋昆虫自然観察公園の職員として普段はゴキブリの研究をしている柳澤静磨(@UABIrurigoki)さんは、取材のため訪れたマレーシアの森で、現地のガイドさんに案内してもらっていたところ開花1日目のラフレシアと遭遇したそうです。そこで、奇跡のツーショットを撮影しました。
写真を見ると、捕まったら人間でも食べられてしまいそうなほどのすごい迫力。ちなみに柳澤さんは開花3日目のラフレシアにも遭遇していて、こちらは1日目と比べると、たしかに少々元気がないように見えます。
柳澤さんに当時の話を聞いてみたところ、ラフレシアを見つけたときはあまりの大きさに「こんな生物が本当にいたのか」と驚いたのだそうです。「ラフレシアのサイズは抱えるほどの大きさでした。ゴムみたいな感触で、意外にもろそうでした」と遭遇した際の感想を教えてくれました。
ラフレシアと言えばハエなどをおびき寄せるために強烈なニオイを放つことで有名ですが、柳澤さんいわく、1日目と3日目のラフレシアの香りに違いは感じなかったとのこと。「魚介が発酵したようなニオイ」はしたものの、どちらもネットなどでうわさされるほどの悪臭ではなかったのだそうです。嗅いでみたいような、ちょっと怖いような。
最後に大きな反響を呼んでいることについて感想を伺うと、「まさかここまで多くの方に興味を示していただけるとは思っていなかったので嬉しいです。本業のゴキブリのツイートがここまで伸びたことはないので複雑な気持ちですが……(笑)。実物を見ることは重要だなと思います。植物も大好きなので、このツイートから植物や生き物へ興味をもつ人が少しでもいたら幸せです」と答えてくれました。
投稿には、「見てみたいな」「マレーシアがくれた奇跡」「素晴らしい幸運おめでとうございます」「頭を突っ込みたくなりますね」とさまざまな反響が寄せられています。一度でいいから実物を見てみたくなりますね。
ラフレシアは花を咲かすのに約1年かかり、咲いた花も数日しかもたないため「幻の花」と呼ばれます。
— 柳澤 静磨 Shizuma Yanagisawa (@UABIrurigoki) February 21, 2023
さらに、咲いている数日間は同じ色ではなく、最も美しいのは咲いてから2日目までとか。
奇跡的に出会えた、開花1日目のラフレシア。もう二度と見られないと思います。
マレーシア、最高でした! pic.twitter.com/FW4ZhhfLcv