新田さちか、ラブシーン初挑戦も納得の出来「心情しっかり演じられた」

ABCテレビのスペシャルドラマ『今夜、わたしはカラダで恋をする。Season2』の第1話がきょう25日(25:00～)に、第2話があす26日(25:45～)に放送される(関西ローカル。地上波放送後TVerで見逃し配信あり、ABEMAで全話独占先行配信中)。同作は「セックス」を切り口に、恋への葛藤や性の悩みを抱えるヒロインたちの心情を描くオムニバス作品で、昨年3月に放送された前作は見逃し配信200万回超えの再生数を記録した話題作。全4話構成の今作では、新田さちか、織田奈那、林田岬優、秋谷百音が各エピソードで主演を務める。

第1話「セフレでもいいから。」で新田が演じる主人公は、地方から上京しキラキラした都会の恋に憧れる大学4年生の葉月。葉月はファッション誌モデルの長谷川(岩上隼也)と体を重ねるだけの関係に寂しさを覚える中、飲み会で出会った大沼(猪塚健太)に声をかけられる。

マイナビニュースでは、ヒロインを演じた4人にインタビュー。今回は新田に、今作の見どころやラブシーンに臨んだ心境、ドラマにちなみ“色気”を感じる女性や、“今恋しているもの”について話を聞いた。

• 新田さちか　撮影：宮田浩史

――脚本を読んだときの、今作への印象を教えてください。

初めて台本を読んだときは、自分と真逆のタイプである葉月ちゃんの行動に驚かされてばかりだったのですが、「葉月ちゃんを理解したい」と思いながら役作りを進めるうち、実は純粋でピュアな女の子なんだと気づくことができました。そこからはどんどん愛しく思えて、好きになって……挑戦し甲斐のある役どころでした。

• 第1話「セフレでもいいから。」より(C)ABCテレビ

――ラブシーンへの挑戦にはどんな思いがありましたか。

ラブシーンというラブシーンが初めてで、私にできるだろうかと心配だったのですが、インティマシーコーディネーター(露出や身体的接触を伴うシーンを安全に撮影するために役者・監督のあいだで調整を務める)さんと何度も話し合いを重ねて皆で作り上げたことで、とても思い入れのあるシーンになりました。ラブシーンを通して、皆さんに共感していただけるような葉月ちゃんの心情をしっかり演じられたと思います。相手役の猪塚さんにもリードしていただいて、あたたかい雰囲気の中でプレッシャーや不安を感じることなく臨めたことがありがたかったです。

――そんなラブシーンもあり、女優の皆さんの色気があふれ出ている今作ですが、“色気”を感じる女性の方を教えてください。

篠原涼子さんです。「色気を出そう」と狙うことなく、包容力と安心感と艶っぽさがそろうことで色気が醸し出されている女優さんだと感じます。ドラマ『ラストシンデレラ』の篠原さんがすごく好きだったのですが、最近だと『silent』で母親役を演じられているときにも儚い表情に色気を感じました。あともうひと方、吉田羊さんにも色気を感じます。ドラマ『恋する母たち』を見て、女性ってどんどん美しくなれるんだ、色気をこんなにまとうことができるんだと感銘を受けました。

――では続いて、今作のタイトル“恋をする”にちなんで、いま恋をしているものはありますか。

大学時代に3年間スターバックスでアルバイトをしていて、カフェラテが好きになったのですが、毎日買うとお金もかかりますし「自分でおいしいラテを入れられないかな?」と思っていたんです。あるとき引っ越し祝いにコーヒーメーカーをいただいてからは、念願叶い毎朝カフェラテから1日を始められるようになりました。カフェラテそのものというよりも、スチームしている時間やラテアートでキレイなハートが作れたとき、そんな“小さな幸せを感じる瞬間”に恋しています。ふと空を見上げたときに、「すごくキレイだな」と感じたり、そんなシンプルなことで良くて。小さな幸せを見つけられたとき、すごく心が温まります。

――では最後に、新田さんが主演を務める第1話「セフレでもいいから。」について、こんな人に見てほしい、こんな恋の悩みに効くというアピールポイントを教えてください。

自己肯定感があまり高くなかったり、葉月ちゃんと同じ地方出身者の方もそうですけど、やはり女性全員に見てほしいです。人は常に同じ感情で生きられるわけではなくて、失恋して寂しい思いをしたり、誰かに八つ当たりしたくなったり、孤独を感じたり、漠然と将来が不安になったり、皆心を揺れ動かされながら生きていると思います。第1話にはそんなたくさんの感情が詰め込まれているので、いろんなシーンに共感しながら見て頂けるとうれしいです。