オリンパスからカメラ事業が移管されたOMデジタルソリューションズ。CP+が4年ぶりのリアル開催となった関係で、同社としては初めてのCP+へのリアル参加となったCP+2023。カメラブランド「OM SYSTEM」をアピールしていました。
風景、野鳥、マクロ、星景といったカテゴリーごとに最適なレンズやカメラの機能を紹介するブース構成で、例えば野鳥では「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」を紹介。35mm判換算で1,000mmを超える焦点距離を実現しながら手持ち撮影できる点をアピールしていました。
広報を担当している鳥居晋一氏によれば、150-400mmは生産が予約に追いつかない状態を受けて一時受注を停止していたものの、準備が整ったことから受注を再開したそうです。
マクロでは、新発売となる「M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO」を出展。昆虫標本や花などを撮影できるようにしていて、撮影倍率4倍という超高倍率マクロの実力を体験できるようにしていました。
「待望のプロ仕様の望遠マクロ」(鳥井氏)ということで、メーカー自身はもとよりユーザーからの期待度も高い模様。すでに注文が殺到していて、「多めに用意した」(同)にもかかわらず、発売前の段階からすでに「3カ月待ち」という予想以上の予約が入っているとのこと。
「実際に試してみないとよく分からない」というライブコンポジットを実際に体験できるコーナーも用意。ライブコンポジットは、比較明合成をカメラ内で実行する機能ですが、明るさが変化したところだけを合成するため、長時間撮影でも明部も暗部も適正な露出で長時間撮影ができます。
体験するとよく分かる機能なので、ブースで体験してもらってライブコンポジットのメリットを実感してもらうために用意したそうです。
体験するという意味では、OM-5のコンパクトさ、OM-1のスピードや解像感など、手に取って確かめてもらった方が良さを実感してもらえるということで、リアル開催となったCP+は絶好の機会だと考えていると鳥井氏。
特にOM-5は、先代フラッグシップの「E-M1 Mark III」の性能を継承しつつ、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROとの組み合わせで非常にコンパクトなシステムが構築できるため、体験してもらって魅力を感じてほしいとしています。
90mmマクロを含めて、すべてのレンズは試用することも可能で、自分のカメラに装着してデータを持ち帰ることもできるので、気になるレンズがある人はブースで試してみると良さそうです。