元プロ野球選手の藤川球児氏が22日、YouTubeチャンネル『藤川球児の真向勝負』にて、WBC元日本代表の能見篤史氏、鳥谷敬氏をゲストに迎えたスペシャル対談動画を公開した。

  • 能見篤史氏、藤川球児氏、鳥谷敬氏

今回のトークテーマは、「3人それぞれが選ぶ歴代WBCメンバーから絶対に選出したい野手TOP3」。まずは鳥谷氏によるTOP3が発表され、上から順に「イチロー選手」「大谷翔平選手」「松井稼頭央選手」というラインナップに。ラインナップを見た藤川氏が「まずイチロー選手を書いたってことですか?」と質問すると、「逆に外せますか?」と鳥谷氏は堂々と返答してみせる。

また、「トリ(鳥谷)の打撃スタイルと(イチローさんのスタイルが)ちょっと似てるというか……意識はしてた?」と藤川氏から質問が飛ぶと、鳥谷氏は「詰まらせて落とす、っていう絶妙なバランスって絶対できないんですよ。野手ってやっぱり詰まりたくないので。それを操作して落とすってなかなかできないし、それを習得しようってまず発想がない」と、イチロー氏独自のプレイスタイルを熱弁する。

そして3番目に選んだ松井氏に対し、藤川氏が「好きだからでしょ(笑)?」と投げかけると、「単純に大好き。3つのうち、一つくらいは感情入れてもいいんじゃないかっていう……」と、憧れゆえの結果だと打ち明け、笑いを誘った。

続いて能見氏による「選出したい野手TOP3」は、上から順に「城島健司選手」「イチロー選手」「大谷翔平選手」というラインナップに。

1番に選んだ城島氏に対し、「僕ピッチャーなので、最初の要っていうところでいくと城島さんかな。組んだこともありますし。安心感がすごいあるんですよ、引っ張っていってくれるというか」と説明。鳥谷氏も「精神的な支柱としても城島さんっていいですよね」と賛同し、チームにおいて城島氏が非常に重要な存在だという話で盛り上がる。

2番目に選んだイチロー氏の話題に入り、藤川氏が「現役のときの能見さん見てて、スタイルと物の話し方とか出で立ちがイチローさんに近いなと思って見てました。また背格好も似てるんで……」と伝えると、「じゃあイチローさんって呼んでいいですか?」と便乗する鳥谷氏。そんな鳥谷氏に「悪い顔してるで」と能見氏は返し、またもスタジオ内は笑いに包まれた。

3番目に選んだ大谷とは実際に対戦し、ホームランを打たれたことがあると話す能見氏。そのときの様子を「軽く打ってる感じやけどすごい弾道で飛んでったのよ、突き刺さっていった!」と興奮しながら語り、「他にそんな選手いました?」という藤川氏の質問にも首を振り、直接対決で感じた大谷の打撃技術を振り返った。

最後は藤川氏による、選出したい野手TOP3が発表され、上から順に「大谷翔平選手」「イチロー選手」「福留孝介選手」というラインナップに。

2番目に選んだイチロー氏に対し、「これはもう当然ですね。いつの時代にもいてもらいたい。イチローさんを追いかけて外野をやったりバットを真似してたので、これはもう、未来永劫1番手はイチローでという僕の思いですね」と思いを熱弁。

3番目に選んだ福留氏の選出理由で、「福留さんは、配球読んで打ってほしいってのがあって。相手を読んでやる人なので」と話すと、一緒にプレイしていた鳥谷氏も、「ただ打ってるだけじゃなくて、そこに打ってる意味があったり、チームの影響力も考えて打ったりとかしてる。周りのバッターが打ちやすくするために、自分が犠牲になったりとかそういうこともできる」と同意した。

そして、全員のラインナップが発表されると、「イチロー選手と大谷選手はみんな一緒なわけじゃないですか。あとはもうほとんど自分の好みっていう(笑)」と笑い合う3人。「好きだからっていうのもひとつの大きな理由ですからね!」と締めくくった。