例年とは違ったユニークなブース展開にしていたのがニコン。ブラック基調に仕上げた熱心な写真ファン向けのエリアと、ホワイト基調に仕上げたスマホネイティブ層向けのエリアを設け、両方のユーザー層にニコンのカメラの魅力をアピールしていました。

  • 人気のコミュニケーションロボット「LOVOT」を招き、若年層やスマホネイティブ層にカメラの表現力の高さをアピールするニコン

スマホネイティブ層向けの白いエリアには、APS-Cミラーレス「Z fc」を中心にしたタッチ&トライコーナーを設置。目を引いたのが、GROOVE X社のコミュニケーションロボット「LOVOT」(らぼっと)を被写体として用意していたこと。豊かなボケのある描写でLOVOTを引き立たせて写真や動画で撮れることに、若い来場者も注目していたようです。

  • ハンズオン用のZ fcは、シルバーに加えて新色のブラックも用意。プレミアムエクステリア張替サービスの新色の色あいも手にして確かめられた

  • LOVOTが撮影の被写体になるのは斬新。子どもも思わず夢中に

白いエリアには、Z fcのプレミアムエクステリア張替サービスの新色の実物を展示しており、注目を集めていました。特に、ニコンダイレクト限定で提供するクリムゾンレッドの色合いが実際に確かめられる数少ない機会となります。

  • プレミアムエクステリア張替サービス第2弾の新色もずらり展示。ニコンダイレクト限定のクリムゾンレッドも並んでいた

黒いエリアは、ZシリーズのカメラやZマウントレンズを堪能できる熱心なファン向けのエリア。3月に販売が始まるパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」や、開放F1.2の明るい中望遠レンズ「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」も用意していました。ハンズオンコーナーではニコンの担当者と話しながらカメラやレンズが試せるので、ニコンのカメラを肩に提げた人が熱心にやり取りする姿が見受けられました。

  • 熱心なファン向けエリアの正面には、Zマウントのボディやレンズがずらり。Fマウント機の姿はなかった

  • ワンオペで動画撮影に臨めるシステムの例も展示していた

  • ニコンの担当者を前にしての4年ぶりのハンズオンに、ニコンファンの会話も弾んでいた

  • 双眼鏡も若干数ながら展示していた

  • フルサイズ対応のパンケーキレンズ「NIKKOR Z 26mm f/2.8」(左端)

  • 開放F1.2の明るい中望遠レンズ「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」(右)。Zマウントレンズを象徴する「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」(左)と比べても存在感のあるサイズだ

黒いエリアの奥には、セイコーエプソンの高画質インクジェットプリンターで出力した写真家の作品を展示していました。あまりのコントラストの高さや鮮やかな表示から、最初は薄型ディスプレイに表示した写真だと思ったのですが、実はプリントした写真でした。見た目のインパクトがある展示だと感じたので、ニコンブースに足を運んだ際はぜひ実物を見てください。

  • 大判プリントの展示。真っ暗な壁紙に浮かぶプリントはとても明るく鮮やかで、ディスプレイに表示したものだと思ってしまうほど