デジタル保険代理店「コのほけん! 」は、「Z世代(10・20代)のお小遣いに関するアンケート調査」を発表した。同調査は1月27〜28日の期間に、全国の15歳〜29歳までの男女362人にインターネットリサーチを実施し、有効回答を集計したもの。
「金融リテラシー」や「金融教育」の重要性や必要性は増し、今年も引き続き注目されるキーワードだといえる。今回はZ世代の15歳以上29歳までの若者に焦点をあてて、「お小遣い帳」という一番身近なテーマで、お小遣いを管理する習慣がどの程度あるのかを調査した。なお、20代の方は中高生時代を振り返って回答している。
お小遣いをもらっているか? の質問に対しては、頻度を問わず、お小遣いをもらっている人の割合は55.0%、お小遣いをもらっていない人の割合は37.3%の結果であった。
お小遣いをもらっていると回答した人のうち、自分のお小遣いの使い道をどの程度、把握しているか? の質問に対して、もっとも多かったのは「きちんと把握している」が40.2%、「だいたいわかっている」が34.7%、「なんとなくわかっている」が17.1%とつづいた。「わからない」と回答した人は8.0%で、92.0%の人は、お小遣いの使い道を把握していることがわかった。
さらに、Q2で「お小遣いの使い道を把握している」と回答した人を対象に、把握するために、お小遣い帳をつけているかどうかの質問をしたところ、「つけていない」が53.0%に対して、頻度を問わず「つけている」と回答した人は45.9%であった。(今回のアンケート調査母数に対する割合は23.2%)。
また、お小遣い帳を使いはじめた時期について、もっとも多かったのは「小学3・4年生ごろから」が26.2%、次点は「小学1・2年生ごろから」で25.0%だった。67.8%の人は、幼稚園から小学生のうちからお小遣い帳を使いはじめているようだ。
お小遣い帳を使いはじめたきっかけは、「親につけるように言われたから」が35.7%の最多で、家族からの働きかけで、お小遣い帳を使いはじめる人が多いことが推測される。一方で、「無駄遣いをしていないかを確認したいから」「お小遣いがすぐ無くなる理由を知りたいから」「ほしいものがあってお小遣いを貯めたいから」という自発的動機の人は32.1%だった。
Q3でお小遣い帳をつけていない人に対して、お小遣いのつかい道を把握していない理由を尋ねたところ、もっとも多かったのは「お小遣い帳をつける習慣がないから」が29.3%という回答だった。僅差で「なんとなく面倒だから」28.3%、「お小遣いを管理する習慣がない」「続けられなくなってしまうから」という理由がつづいた。