BIGLOBEは2月21日、「子育てに関するZ世代の意識調査」の結果を発表した。同調査は2月7日~9日、全国の18歳~25歳までの男女500人を対象に、インターネットで実施した。

  • 将来、結婚と子どもについて

将来の結婚と子どもについて尋ねたところ、「将来結婚して、子どもがほしい」(44.9%)が最も多く、「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」(36.1%)が続いた。「将来結婚というかたちにこだわらなくても子どもはほしい」は9.4%、「将来結婚はしたいが、子どもはほしくない」は9.6%となっている。「将来、子どもがほしくない」という回答は、合わせると45.7%を占めた。

男女別に見ると、男性は「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」(43.4%)と回答した割合が最も多く、女性は「将来結婚して、子どもがほしい」(52%)が最も多かった。男性は「将来、子どもがほしくない」 が51.3%と半数を超えている。

将来、子どもがほしくないと回答した人に、その理由を聞くと、「お金の問題以外」(42.1%)が最も多く、「(お金の問題とそれ以外の)両方」(40.2%)、「お金の問題」(17.7%)、という順になった。

  • 子どもがほしいと思わない理由

お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由について尋ねると、「育てる自信がないから」(52.3%)、「子どもが好きではない、子どもが苦手だから」(45.9%)、「自由がなくなる(自分の時間を制約されてたくない)から」(36%)が上位となった。

  • お金の問題以外で子どもがほしいと思わない理由

将来、子どもがほしいと回答した人に、「自身の子ども時代(自身が育った環境)」について、複数の質問をしたところ、約8割が「習い事はある程度、させてもらった(「あてはまる」「ややあてはまる」の計)」と答えた。約9割が「経済面で進学はある程度、希望通りさせてもらった(「あてはまる」「ややあてはまる」の計)」と答えている。

  • 自身の子ども時代(自身が育った環境)

将来、子どもにはどのようにしたいか(どのような環境で子育てをしたいか)聞くと、「(自身と同様もしくは以上に)習い事をさせたい」「(自身と同様もしくは以上に)進学をさせたい」という人は「あてはまる」「ややあてはまる」をあわせ8割を超える結果となった。

「(自身と同様もしくは以上に)習い事や進学が難しいなら、子どもはあきらめるか人数を減らしたい」という人は「あてはまる」(21.4%)、「ややあてはまる」(42.3%)をあわせ6割強だった。「(自身と同様もしくは以上に)習い事や進学ができるような支援があれば、子どもの人数を増やしたい」という人は「あてはまる」(24.6%)、「ややあてはまる」(41.9%)をあわせ7割弱となっている。

  • 将来、子どもにはどのようにしたいか(どのような環境で子育てをしたいか)

将来子どもがほしいと回答した人に、子育て支援に関して該当する年代の子どもがいる家庭に支援が必要か尋ねると、「妊娠・出産期」「乳幼児期」は約9割、「高校生」「大学生等、学業を続ける場合」も約7割が支援が必要と回答した。

子育て支援が自治体によって異なることについて聞くと、32%が「一律にすべきだと思う」、32.6%が「どちらかといえば一律にすべきだと思う」、20.4%が「どちらかといえば自治体ごとに独自の施策があってよいと思う」、15%が「自治体ごとに独自の施策があってよいと思う」と答えた。

子育てをする場合、自治体による子育て支援の違いを引っ越しの際に考慮すると思うか尋ねると、約7割が「思う」(「思う」「やや思う」の計)と答えている。

  • 子育てをする場合、自治体による子育て支援の違いを引越しの際に考慮すると思うか