産業能率大学 総合研究所は2月24日、第1回「役員が選ぶ 最優秀経営者(2022)」を発表した。従業員数が300人以上の企業の役員(取締役以上)を対象に2022年度の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果をまとめた。調査期間は2023年1月23~30日、有効回答は321人。
1位はトヨタ自動車の豊田章男氏
1位に選ばれたのはトヨタ自動車の豊田章男氏(37票)。調査期間中の1月26日に社長交代の発表があったが、「一般的にはまだ現役の年齢にもかかわらず次世代に経営を託す決断をした」ことが高評価を得たほか、「新たな分野への挑戦姿勢や経営のバランス感覚」を称賛する声が寄せられたという。
以下、2位稲盛和夫氏(33票、京セラ)、3位柳井正氏(30票、ファーストリテイリング)、4位新浪剛史氏(23票、サントリーホールディングス)、5位小濱英之氏(21票、ワークマン)、6位金川千尋氏(15氷、信越化学工業)、7位孫正義氏(14票、ソフトバンクグループ)、8位橋本英二氏(10票、日本製鉄)、9位内藤晴夫氏(8票、エーザイ)・吉田憲一郎氏(8票、ソニーグループ)と続いた。
また、トップ10の選出理由をテキストマイニングしたところ、経営する企業の「業績」と経営施策に対する「実行力」や「先見」が多い傾向にあることが見られたという。