フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、戦火のウクライナから日本へたどりついた家族を追った『たどりついた家族2 前編 ~戦火の故郷と母の涙~』を26日に放送する。
2022年5月、東京・東新宿の都営住宅で3人の親子が暮らし始めた。「こんにちは」と日本語で番組スタッフに挨拶をするのは、小学校に入学して1カ月のレギナちゃん(6)。「いつ帰れるか分からないのよ」と息子のマトヴェイくん(4)に語りかけていたのは母・マーヤさん(45)。まるで、自分に言い聞かせるように…。
親子はわずか2カ月前、戦火の中を脱出し、日本へとたどり着いたウクライナからの避難民。日本人の和真さん(35)と結婚した長女のアナスタシアさん(22)を頼って、遠く離れた日本にたどり着いた。日本語も何も分からないまま、始まった東京での暮らし。レギナちゃんは小学校へ。マトヴェイくんは幼稚園へ。日本での生活になじんでいく子どもたちを見守りながら、母・マーヤさんは、どうしても戦火の故国に帰らなければならない理由を抱えていた。
ところが、一向に終わりの見えない戦火。ロシアによる攻撃は激化し、一家が暮らしていた町にもミサイルが降り注ぐ。「今は絶対にウクライナに帰ってはいけない」と説得する家族。本当に幼い子どもを日本に残して帰国するべきなのか。平和な日本の暮らしの中で、母・マーヤさんの心の中は大きく揺れていた。果たして彼女が下した決断とは…。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年。東京の片隅で、愛する故郷の戦火に翻ろうされる家族を、女優・芳根京子のナレーションで見つめていく。
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