富山県は2月22日より、『I’m Your Home.富山県 富山から旅立つあなたへ ~親からの「エール」と「本当の気持ち」~』プロジェクトを実施する。
本プロジェクトでは、県外に進学・就職する若者へ向けて、保護者からの応援メッセージ(エール)と子どもが自立していくことで感じる寂しさ(本当の気持ち)を富山県が集め、富山駅前の商業施設「MAROOT(マルート)」を中心に、外壁の懸垂幕や施設内のデジタルサイネージ、隣接する通りのフラッグ等の43箇所に掲出。また、同時にプロジェクト特設ページを開設し公開する。
全国の多くの自治体同様、富山県でも若年層の人口流出が顕著となる中、県内に若者をとどめようとするのではなく、「前途ある若者の夢を後押ししたい」「大きく羽ばたいてほしい」という気持ちを表現することで、「富山県との心理的なつながり」を感じてもらうことが重要だと考え、県外に進学・就職する学生を応援する企画を検討。
事前に県内の高校生・大学生にグループインタビューを行ったところ、「県内にいない著名人に応援されても共感しない」「地域の人から応援されると嬉しい。でも本当は親から言われるともっと嬉しい」と意見があったことから、これから羽ばたく子供へ親からの 「エール」と同時に寂しさを抱える胸の内である「本音」を合わせて、富山県が届ける手伝いをするという。