突然iPhoneにかかってきた電話、どう対応するかは状況次第です。集会・会議の真っ最中には一刻も早く呼び出し音/バイブレーションを止めなければなりませんし、通勤電車内などある程度の自由がきく場所では気の利いた対応をする余地があります。
一刻を争う状況での着信には、とにかく着信音/振動音を止めることを優先しましょう。これはかんたん、本体右側面のサイドボタンまたは上下どちらかの音量ボタンを1回押せばOK、画面を見る必要がありません。回線切断ではないため呼び出し状態は続きますが、とりあえず着信にまつわる音を消せます。相手が電話を切る前であれば、急いで音を出せる場所へ移動し応答するという技も使えます。
このとき、サイドボタンを続けて2回押さないようにしましょう。相手が留守番電話サービスを利用できる場合は、電話に出られない旨のアナウンスが流れてから回線が切断されますが、留守番電話サービスを利用していない相手の場合は、回線が切断され「ツーツー」という通話中の音が流れるため印象がよくありません。
通勤電車内などある程度の自由がきく場所では、サイドボタンまたは上下どちらかの音量ボタンを1回押して音を止めるとともに、「テキストで返信」してみましょう。相手が携帯電話であることが前提ですが、こちらが電話に出られない状況にあることを簡潔に伝えられます。使いかたはかんたん、着信画面にある「メッセージを送信」ボタンから操作できます。
なお、iOS 14以降、iPhoneのロック解除中に着信があったときの通知はバナーが標準となりました。バナーには応答・拒否ボタンしかありませんから、慌てず応答・拒否ボタン以外の部分をタップして全画面表示に切り替えましょう。うっかりバナーを上方向へスワイプすると小さなアイコンに変わってしまい、さらに慌てることになりかねないため、落ち着いて操作することが肝要です。