ランボルギーニの創立60周年を記念した特別な「ウラカンSTO」が日本に上陸した。現代美術家のIKEUCHIさんとのコラボレーションで製作した「ウラカンSTO Time Chaser_111100」という1台だ。このクルマ、街を走る可能性もあるようだが、おそらく二度と出会えないくらい稀少な存在だ。
ランボの歴史を体現するコラボ車両
ランボルギーニは創立60周年を記念し、さまざまなマーケットで国際的に有名なアーティストと協力する横断的なプロジェクトの実施を決定。日本初のコラボ作品が今回、お披露目となった。
ランボルギーニとIKEUCHIさんのコラボで生まれた作品は「ウラカンSTO Time Chaser_111100」と「Time Gazer」の2つだ。IKEUCHIさんは2010年代初頭にアートシーンに登場。サイバーパンクやロボットアニメに影響を受け、プラモデルと工業製品のパーツを組み合わせた作品を手掛けている。
コラボ作品の発表会場でランボルギーニ・ジャパン代表のダビデ・スフレコラさんがいたので、「このクルマって買えるんですか?」と聞いてみると、「もう、売れているんです」とのこと。どんな顧客かは明かせないそうだが、日本での展示が終わったらオーナーのもとに納車するらしい。日本の人が買ったのかどうかも不明だが、もしそうであったとしたところで、街を走っている姿を見かける確率はとんでもなく低い。おそらく、今回が実際に目にするラストチャンスだと思われる。ランボルギーニ・ジャパンのスタッフによると、公道を走る際にはボンネットの上についているタイムマシーン的なパーツは外すことになるようだ。