NHKは22日、2024年度前期連続テレビ小説の主演に女優の伊藤沙莉が決定したことを発表。同日、東京・渋谷の同局で会見が行われ、伊藤が心境を語った。
タイトルは『虎に翼』。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性と仲間たちが、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテインメントで、脚本は吉田恵里香氏が手掛ける。
主人公のモデルは、日本初の女性弁護士・三淵嘉子さん。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ1人の女性の実話に基づくストーリーを追いながら、事件や裁判が解決されていく爽快感を一緒に味わえ、毎日次回が気になるドラマとなる。
会見には、伊藤、吉田氏、政策統括の尾崎裕和氏が出席。伊藤は「決まってすぐには信じがたく、すごくありがたく光栄なことなんですけど、本当? みたいな疑いからかかって、今まさに徐々に実感してきています」と心境を述べ、「強い女性というか、いろんなことと戦ってきた人だと思うので、強さもそうですが弱さも含め、人間らしくその方を表現できたら」と語った。
また、「私事ですが、今年29歳になるんですね。そして芸能生活20周年になるので、節目の年に素敵なありがたいお仕事をやらせていただけて本当に本当にうれしいですし、なおさら頑張りたいなと思います」と笑顔で語った。
家族の反応を聞かれると、「家族の第一リアクションがどうしても目の前で見たくて、『言ったら私、抹殺されるよ。内緒だよ』と言って言ったんですけど、兄だけ除外させていただいて、兄はたぶんニュースで今頃知っていると思う」と兄でお笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介には言わなかったと明かし、「まだ反応は来ていませんが、これから私も楽しみです。どんな反応するんだろうって」と笑った。
そして、「家族はみんな総立ちで拍手してくれました。『よかったね』って。うちの家族、感情が忙しいので、『よかった! でも浮かれちゃダメだよ』って」と兄・俊介を除く家族の反応を紹介。「母に関しては『目立てばいろんなことを言われたりするかもしれないけど、そういうことは気にせずにとにかくやるべきことをやりなさい。楽しくできたらそれが一番いいから。いつもとやることは変わらないんだから、とにかく頑張って楽しみなさい』と言ってくれました」と明かした。