タレントの小倉智昭が、21日放送の文化放送『くにまる食堂』(毎週月~金曜11:00~13:00)にゲスト出演し、がんの闘病生活について明かした。

  • 文化放送『くにまる食堂』に出演した小倉智昭(左)、パーソナリティの野村邦丸

小倉は、2016年に膀胱がんと診断され、2018年には膀胱を全摘出。2021年10月にがんが肺に転移したと公表し、闘病生活を送っている。

「肺に転移していた左右にあったがんが消えて免疫チェックポイント阻害薬がものすごく効果があって医者も『本当に小倉さんに合いましたね』って喜んでたの」と話した小倉。しかしそこから副作用に苦しめられたそうで、「そこから急激に副作用でおかしくなるとは病院も思ってなかった」「この薬の副作用がここまで出て入院したケースっていうのは、その大学病院でも初めてで、色んな先生が来るわけよ。腎臓だ、糖尿だ、泌尿器科だ、皮膚科だって。それから脳の先生も来て1週間にわたって、ありとあらゆる検査をやったわけですよ」と当時を振り返る。

また、持病の糖尿病にも影響があったといい、「腎臓の機能を回復させるためにはステロイドホルモンの投与が一番いい。それを少しずつ減らしていって腎機能を回復させていくんだけど、ステロイドを投与すると血糖値がグーンって上がる」と体調の変化にも言及。

そして「この薬はがんには効くかもしれないけど、一方で副作用がある。まだ使ってる人が少ないから、そういうことになったんだと思いますよ」と自身の経験をもとに冷静に分析。その一方で、「だから腎機能が完全に回復してないから塩分ダメなんだけど、秋田県人としては、しょっぺーもの食べたいわけよ……」と本音も漏らしていた。