エムエスアイコンピュータージャパンは2月15日、都内でメディア向けにノートPCに関する事業説明会を実施しました。第13世代Intel CoreプロセッサとNVIDIA GeForce RTX 40シリーズGPUを搭載し、前世代比で大幅な性能向上を実現しています。
この記事では「MSI編」として発表会の内容をダイジェストでお届け。忙しい方にざっくりまとめておくと、MSIのノートPCは販売台数が落ち込むも、平均単価が大きく上昇。上位モデルに加えてエントリーモデルの外装がかなり洗練され、さらに魅力的に仕上げられていました。
コロナ禍特需が一段落も、販売単価が上昇
冒頭、MSIでノートPC セールス&マーケティング ディレクターを務めるFelix Hung氏が登壇して日本市場におけるゲーミングノートPCについて話しました。2019年頃から続く新型コロナウイルスによる巣ごもり特需も一段落し、販売台数自体は前年を大きく下回ったとのこと。しかし平均単価は大幅に上昇しており、日本における伸び代はまだまだあると意気込みます。
続いて、MSI製ノートPCの主力プロセッサとして採用される第13世代Intel Coreシリーズについて、インテル技術本部 部長の安生 健一朗氏が登壇。初の24コアCPU投入に加えて、Wi-FiやBluetoothの最新規格への対応についても紹介が行われました。
プロセッサに続き、MSI製ノートPCの主力グラフィックスとして採用されるNVIDIA GeForce RTX 40シリーズについて、エヌビディア合同会社コンスーマー事業部 森井 信吉氏が解説を行いました。Ada Lovelaceアーキテクチャの採用でデスクトップ級の性能を実現したほか、ワットパフォーマンスの大幅な改善で省電力化にも寄与しているといいます。
会場には今後展開予定の最新ゲーミングノートPCの実機展示もありました。超ハイエンドモデル「Raider」シリーズは前モデルよりかなりすっきりとした印象で、パームレストのイルミネーションも超豪勢。個人的に興味深かったのは、普及価格帯に投入される「Pulse」「Katana」シリーズの装いから野暮ったさがかなり減り、デザイン面で洗練され帳に感じた点です。性能はもちろん、外観にだって妥協したくないユーザーにMSIが選ばれていきそうだと感じました。