映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の「殿!大ヒットおめでとうございます」舞台挨拶が20日に都内で行われ、市川染五郎、音尾琢真、大友啓史監督が登場した。
同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。
公開24日間で152 万人を動員し、累計興行収入19.7 億円を突破している同作。周りからの反響について聞かれると、染五郎は「周りの友達も見てくれたのですが、自分も3日前に映画館に観に行きました。それまで試写室でしか観ていなかったのですが、実際の大きなスクリーンで観ると迫力が違いました。平日だったのですが、沢山お客さんも入って頂いていて、嬉しかったです」と答える。同じく今日映画館で作品を鑑賞してから舞台挨拶に臨んだという音尾は、「この映画は迫力が凄いですね。音にも相当気を使って作られているので、その効果が発揮されるのがやはり映画館だなと思いました。私も色々な方から観たと言われるのですが『見たよー! 出てたんだね!』と言われるんですよ。あれ、知らないで観てる?という事が多くて。それはそうだよな…ポスター木村さんと綾瀬さんメインだからな、とちょっと寂しい気持ちになりました」と冗談交じりに話すと、すかさず大友監督も「今度ちゃんと大きくいれるよ!(笑)」と返した。
さらに音尾より、ご家族が観たかを聞かれた染五郎は、「父はたぶんまだ観ていないですね。観に行きたいとは言っているんですけど。自分が出ているものはあんまり観てほしくはないですね(笑)」と、少し照れながら答えた。
本作でもし、別のキャラクターを演じるとしたらどの役がやってみたいか聞かれると、染五郎は「信長という人物はもちろん格好いいなと思います。光秀は前から好きな人で、歌舞伎にも出てきますし、歌舞伎でも歌舞伎じゃないところでもやってみたい役ですね」、音尾は「人には分相応不相応がありますので……僕は蘭丸かな(笑)。絶対できない役です。信長様は恐れ多いですよ。この信長をみてしまったら、中々やりたいですとは言えないです」と答えた。
主役として作品を引っ張ってきた殿、木村へのメッセージを求められると、市川は「共演させて頂いて、チームの芯に立つということを間近で勉強させて頂きました。沢山の方にこの作品を観て頂いて、蘭丸として出させて頂いた自分としても嬉しいですし、芯に立たれていた木村さんもその気持ちはとても大きいと思います」と感謝。音尾は「映画の冒頭で櫓を一気に駆け上がるシーンがあるのですが、これ何回やったんだろうと思うんです。映像に若かりし頃の信長を届けたいと思い全力疾走する姿を見ることが出来て、色んな意味で冒頭から感動しました。殿! さすがです! 一生ついていきたいです! と思える魅力がある方です」と、コメントした。
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