太陽生命保険は2月20日、2023年度より営業社員の給与総額を約5%引き上げると発表した。同社は2022年度に営業社員の報酬改定を行い、ファンドとして約4%の賃上げを実施しており、今回の改定により2年連続で4%以上の引き上げとなる。

総額13.5億円相当、約5%の賃上げを実施

  • 報酬制度改定内容

2023年度の賃金改定は、総額13.5億円相当、約5%の賃上げとなる。定例報酬については、入社5年未満社員の保障金金額を全地域で1万円以上増額。また、顧客数200人以上の社員を対象に支払われる「顧客フォロー手当」の金額を増額する。

6月と12月に支払われるボーナスと同義の「半期報賞」については、新規契約1件当たりの単価を増額するとともに、算定項目に出社率を加味する。また、スマホの無償貸与(端末代、通信費含む)も実施する。

同社の営業社員の規模は、2022年度に実施した約4%の賃上げの結果、約9,200人に拡大(2021年度末約8,500人)。2023年度は競争力をさらに高めていくことを目的に、1万人体制を目指しているという。

これらの状況を踏まえ、「営業職員のこれまでの成果に報いたいという想いに加え、新人職員の報酬の安定化や定着率の向上、ならびに顧客本位の活動を促しサービスの充実を図るため」、今回の賃上げを決定。なお、総合職の賃上げに関しては現在検討中としている。