婚活・恋活や街コンなど中心とする男女の出会いメディア「e-venz(イベンツ)」はこのほど、40代から50代の独身男女を対象に「事実婚」に関するアンケート調査を実施した。

同調査は2023年1月12日、全国の40歳〜59歳の独身男女1,000名を対象に、インターネットアンケートにて行った。

※「事実婚」とは、法律上の婚姻手続きを行わず、同じ戸籍に入らずに夫婦と同等の関係を持った状態を指す。

まずは、どれだけの人が現在「事実婚」としてパートナーがいるのかを調査した。

  • 「事実婚」は、男女共に少数派に

男女共に「『事実婚』の状態にある」と答えた人が5%と少数となった。年代別でも男性40代6%・50代4%、女性が40代5%・50代6%で、ほぼ差がない結果となっている。

では、相手との同棲期間はどのくらいなのだろうか。

  • 「事実婚」の同棲期間は女性が45%と顕著に高い

「現在、『事実婚』の状態にある」と回答した人に、そのパートナーとの同棲期間を聞いた。

同棲期間で最も多かったのが、男女共に「10年以上」。特に女性が45%と顕著に高い割合となっている。

次に男性が「半年〜1年未満」と「1年〜3年未満」が21%、「半年未満」と「3年〜6年未満」が14%だった。

女性は「3年〜6年未満」20%・「6年〜10年未満」15%・「1年〜3年未満」10%の順になっている。

「現在、『事実婚』の状態にある」と回答した人に、正式に結婚をしない理由は何かを聞いた。

  • 正式に結婚しない理由 男性編

  • 正式に結婚しない理由 女性編

今回の調査では、男女共に多かった答えが「結婚にこだわっていない・必要がない」だった。

次に複数回答があったものは、男性が「経済的な理由」「なんとなく」「まだ早いから」、女性は「面倒くさい」となっている。

そのほか、男性では「向いていない」「自由を手放したくない」、女性が「一回離婚しているから」「家族が反対している」などの回答があった。

「現在、『事実婚』の状態にある」と回答した人に、現在、子どもがいるのかを聞いた。

  • 「事実婚」で子どもを持っている人の割合は男性10%、女性20%

その結果、「子どもがいる」と回答した人は、男性が40代12%・50代8%、女性は40代17%・50代20%だった。全体としては男性10%、女性20%に子どもいることがわかった。

「現在、『事実婚』の状態にある」と回答した人対象に、「事実婚」をして後悔しているのかを調査した。

  • 「事実婚」をして後悔した人は男性17%、女性10%

男性の17%、女性の10%が「『事実婚』を後悔している」と回答。年代別では、男性が40代24%・50代8%、女性が40代0%・50代25%となった。男性が40代・女性が50代で「後悔している」と答えた人の割合が多くなっている。

今回の調査では「事実婚」の割合は少数だったが、時代の流れとともに結婚観も変化し、今後「事実婚」の割合が増えていくのかもしれない。