これまで、新宿と秋葉原のマウスコンピューターのダイレクトショップに度々お邪魔して、PCのトレンド情報やお得なセール情報などを教えてもらっていたが、今回はたまたま近くに用事があり、埼玉県の春日部にあるお店「マウスコンピューター 春日部ダイレクトショッププラス」に立ち寄る機会があった。実は春日部が同社創業の地ということもあり、ここは全国でもちょっと特別なお店なのだ。
春日部ダイレクトショッププラスは、現在の店舗運営体制になってからも既に10年以上、この地で営業をつづけている。場所柄すっかり地域密着店という感じで、新宿店をはじめとする他のダイレクトショップのような、ターミナル駅の店舗とはちょっとお客さんの傾向も違ってくるのだろう。店長の稲田さんは「店頭スタッフによるサポートの充実を意識したり、地域のニーズにあう特色が出せればと頑張っています」とのこと。
ちなみに同店の売れ筋モデルだが、ファミリー層のお客が多く、バランスよく各モデルが売れるそう。近頃は世間でモノの値上げラッシュが続いたためか、特にコストパフォーマンスを重視するお客が多いそうで、お手頃価格のノートPCが人気とのこと。お店としては、店舗在庫をどこよりも幅広くストックし即納できるようにしつつ、アウトレットPCの入荷にも力を入れているのだとか。
さらに直近では新しい傾向も。コロナ禍を経て、PCへのユーザーニーズに変化が目立つが、ここ春日部店でも例に漏れず、動画編集用途やゲーミング用途のPCへの人気が高まっているという。ただ、春日部店ではここでもハイエンドモデルよりはコスパモデルへの需要が高い。
個別製品でいえば、特にこの季節に人気を集めているのがクリエイター向けノートPC「DAIV 6シリーズ」のGPU入りモデルで、20万円台で買えるGeForce RTX 3060搭載の「DAIV 6N」の引き合いが強いそう。ゲーミングの人気製品は「G-Tune」のデスクトップ機が中心で、価格が20万円くらいの中級モデルがよく売れるとか。先日からはじまった円高還元セールで、第13世代Core i7とGeForce RTX 3060 Tiを組み合わせたG-Tuneデスクトップが、ちょうどスイートスポットの20万円前後まで値下げできたので、目下販売を強化中なようだ。