電気代の高騰で、請求が高額になったとSNSなどで話題になっていますが、ガス代も同様に値上がりしており、2月は気温、水温ともに低くなるため給湯などで通常よりもガス代がかさみがちです。今回はガス代のちょっとした見直しポイントをご紹介します。
お風呂
お風呂はガスの使用量の中でも、大半を占めています。上手に節約しましょう。
お風呂の設定温度を下げる
冬に入浴するときは、お風呂の設定温度を高めにしがちですが、給湯パネルの設定を見直してみましょう。設定温度を42℃から40℃に下げるだけで、年間約2,645円の節約になります。
浴槽の湯量を少なくする
あまり気にしていないご家庭も多いかと思いますが、給湯パネルの湯量の設定をもう一度確認してみましょう。最高水位になっていませんか。湯張りの設定を1つ減らすと、およそ20リットル分のガスと水が節約できます。年間ガス約2,930円 水道約1,922円の節約になります。詳しい湯量の設定と水量は、お使いの給湯器の取扱説明書で確認してくださいね。
お風呂のふたを閉める
お風呂のふたは閉めるように習慣化させましょう。入浴後だけではなく、お風呂を沸かすときもお風呂のふたを閉めましょう。ふたをするとお湯が冷めにくくなるので、お湯を沸かすエネルギーを減らすことができます。年間約4,039円節約。
時間をあけずに入浴
家族の生活スタイルにもよりますが、できるだけ入浴の間隔を空けないようにしましょう。お風呂にふたをしても、湯温は2時間で約2℃下がります。家族が続けて入浴し、沸かし直しをやめると、年間約3,174円の節約。
シャワーの設定温度を下げる
お風呂の設定温度と同じく、42℃から40℃へ設定温度を変えると、年間約2,939円の節約に。
シャワーを1分短くする
冬場のシャワーは身体を温めながら使用しがち。その分ガスと水がかさみます。ひとり1日1回1分使用時間を短くするだけで節約になります。年間ガス約5,880円、水道約955円の節約に。
付けるだけ簡単節水シャワーヘッドを使いましょう
節水率はできるだけ高いものを使用し、シャワーヘッド部分に手元でシャワーの水を止めたり出したりできる止水ボタンのものを使って、こまめに止めるとガスと水の節約に。年間ガス約5,880円、水道約2,176円(※4人家族で試算)。
キッチン
食器洗いの給湯温度を低く設定する
水温が低いと油汚れが落ちにくくなるため、冬場ととくにお湯を使う方も多いかともいます。その際も、給湯パネルをチェックしましょう。40℃から37℃にした場合、年間約1,776円の節約になります。
ガスコンロ
炎は鍋底からはみ出さない
炎は鍋底からはみ出さない程度にするのが最も効率的。強火にしても、炎がはみ出した部分は、鍋には伝わらず、ガスのムダになるばかりではなく、鍋が傷む原因にもなります。点火したら鍋底の炎を調整するだけで、年間約1,761円節約に。
鍋を火にかけるときにはふたをする
鍋を火にかける場合には、ふたを忘れずに。ふたをすることで、熱が逃げにくくなるため効率的に加熱することができます。年間約1,029円節約。
鍋底の水滴は拭き取って
やかんや鍋を洗った後、鍋底についた水滴を拭き取ってから火にかけるだけで、使用するガス量を減らすことができます。小さなことですが、ちょっと意識を変えるだけですぐにできますね。年間約110円節約。
難しい技は一切ナシ! でも意外と気が付かないところもあったのではないでしょうか。まずは給湯パネルをチェックしてみてくださいね。意識をちょっと高くして、節ガスも習慣化しましょう。