『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』2月19日放送のドン49話「さいごのおもいで」に、新キャラクターが登場することが発表された。
毎週想像の上をいく驚きの展開が繰り広げられる独特の世界観で巷をにぎわせている本作だが、残すところあと2話。タロウたちの戦いもいよいよ大詰め……というこのタイミングで、明日2月19日放送のドン49話「さいごのおもいで」に、まさかの新キャラが登場する。
脳人を抜けたソノイ(富永勇也)、ソノニ(宮崎あみさ)、ソノザ(タカハシシンノスケ)が仲間となり、最強の9人となった「新生ドンブラザーズ」。それが面白くない監察官のソノシ(廣瀬智紀)らは、より一層ドンブラザーズに敵意むき出し。しかし、まったく勝負にならないうえに、あろうことかドンブラザーズに頼みごとをするという驚きの事態に……。すると、そんな彼らを冷めた目で見つめる人物が2人――。はたして、黒装束に身を包んだ彼らの正体は……?
この黒装束の2人の正体は、ソノナとソノヤ。彼らは、脳人の上層部「元老院」から送り込まれた刺客なのだった。7番目と8番目の最後の脳人。ここにきて、まさかの新キャラ登場。2人の目的は一体何なのか……最後の最後まで予測不能な展開が繰り広げられること必至で、まったく気が抜けない。
謎めいた雰囲気で不穏な空気を醸し出すソノナを演じるのは、本橋由香。『激走戦隊カーレンジャー』(1996~1997年)でイエローレーサー/志乃原菜摘役を務めた本橋が、久々にスーパー戦隊シリーズに帰ってくる。また、ソノヤを演じるのは、『仮面ライダー555』(2003~2004年)の仮面ライダーカイザ/草加雅人役や『動物戦隊ジュウオウジャー』(2016~2017年)のジュウオウバード/バド(鳥男)役で知られる村上幸平。以前から自身のTwitterで「ドンブラザーズに出たい! ヒトツ鬼になっちまいそうだ!」とつぶやいていた村上の願いが叶う形で、出演が決定した。
村上幸平(ソノヤ役)コメント
信じていただけるかわかりませんが、まずこれだけは言っておきたいです。今回は最初から、脚本の井上敏樹さんに「ドンブラには身内を(出演の)推薦はしない」と言われていました。今回井上さんは一脚本家として脚本のことだけに向き合うのだなと思っていました。ですので、僕としましてはそんな井上さんを全力で応援したいと思い、毎週ドンブラの感想をTwitterにUPし、1話から毎週欠かさず楽しみに見ていました。
「ドンブラザーズ」メチャクチャ面白いです! 自分が出演した作品以外での特撮作品にこんなにハマッたのは初めてでした(少年時代を除く)。
出演することは完全に諦めていたので、井上さんを経由せずにオファーをいただいた時は本当に興奮しました! 嘘か真か、ある夜「ドンブラザーズは良いものになった。だが、村上のいないドンブラなんて……」と、本当は今にも吐き出してしまいたい思いを閉じ込めるようにお酒を飲んでいた井上さん。その寂しそうな横顔を隣で見ていた仕事のできるM浦プロデューサーが、ソノヤ役に村上幸平を推してくださったという経緯らしいです(笑)
井上敏樹さんの新たな代表作になるであろう、そしてスーパー戦隊史上でも伝説になるであろうこの作品に参加できたこと、改めてとても光栄に思います。
『動物戦隊ジュウオウジャー』から7年。そして『仮面ライダー555』からは20年! 20周年という節目となるこの年に……これで縁ができたな(笑)
ドン49話あらすじ(2月19日放送)
ソノイ(富永勇也)たちがドンブラザーズに入りたいと申し出た矢先に、雉野つよし(鈴木浩文)だけでなく桃井タロウ(樋口幸平)までヒトツ鬼に吸収されてしまった。ソノシ(廣瀬智紀)たちにヒトツ鬼を倒されれば、タロウたちは消去されてしまう。
ソノイたちがソノシたちを引き付け、その間に猿原真一(別府由来)たちが2体のヒトツ鬼、世界鬼と電撃鬼と戦うことに。しかし、鬼頭はるか(志田こはく)と犬塚翼(柊太朗)までヒトツ鬼に吸収されてしまう。
ソノシたち3人とヒトツ鬼2体に対し、ソノイたち3人と真一の4人で戦わなければならない。ソノイは、1人を残して全員がわざとヒトツ鬼にやられ、ソノシたちに油断が生まれた隙をつき残った1人がヒトツ鬼を倒すという作戦を立てる。ソノイは、その重要な役を真一に託す。しかし、戦いの中、真一はソノイにその役を任せ、ヒトツ鬼に吸収される。一人残ったソノイは、ソノシたちの隙をつきタロウの剣でヒトツ鬼を倒す。タロウたちも解放され、さらに桃谷ジロウ(石川雷蔵)は2人のジロウがひとつになって戻ってきた。9人になったドンブラザーズは、世界鬼ングと電撃鬼ングを撃破。この戦いを通じ、ドンブラザーズと脳人の間にチームワークが生まれたのだった。
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