携帯キャリア各社は2月17日、iPhone 14シリーズやApple Watch Ultra/Series 8/SEが搭載する緊急番号への自動発信機能について、意図しない発信を軽減するために最新ソフトウェアへのアップデートを行うよう求める注意喚起のアナウンスを行った。
iPhone 14/Apple Watchでは、激しい衝突などを検出し、ユーザーが自分で操作をできない状況でも緊急通報を行う「衝突事故検出」機能を搭載している。ただこの機能によって、スキーやスノーボードでの転倒など、深刻な事故でないケースでも緊急通報が行われてしまうことがある。マイナビニュースでも、1月24日掲載の記事において、意図せず衝突事故検出機能が働いてしまった場合にどのように対応すればよいか、この機能をオフにするにはどうすればよいかを紹介している。
今回の注意喚起も基本的には同様の内容。加えて、ユーザーに対してiPhone 14/Apple Watchのソフトウェアを最新のバージョンに更新するよう求めている。2月13日に提供が開始されたiOS 16.3.1の内容には「衝突事故検出の最適化」が含まれており、誤った緊急通報の減少が期待できる。また同じく2月13日にはApple Watch向けのwatchOS 9.3.1がリリースされており、現在AppleのWebサイトでは「詳細は後日追記予定」となっていてアップデート内容は確認できないが、こちらも同様に「衝突事故検出の最適化」が含まれるのではないかと思われる。