お風呂に関わる企画・開発・販売などを行うバスリエはこのほど、「お風呂と抜け毛」に関する調査を実施した。
髪を洗っているとき、乾かしているとき、セットしているとき、ふとしたときに気になる抜け毛。浴室の排水溝や脱衣所の床を掃除しているとき、「ちょっと抜け毛が多いような気がする…」、そんな風に感じることがあるかもしれない。
今回は、どのくらいの年代の人がどれだけ抜け毛を気にしているのか、またどんな対策をしているのか、抜け毛とお風呂の関係についてなどアンケート調査を実施。2022年2月〜2023年1月、全国の抜け毛に関心のある男女200名を対象にインターネットにて行った。
抜け毛が「気になっている」という人は全体で86%と高い割合で見られ、男女別で見ると若干女性のほうが割合が高いという結果となった。
年代別に見てみると、抜け毛について「あまり気になっていない」「全く気になっていない」という人が50代以上では7.69%、40代では9.64%、30代では20.51%、20代以下では15.38%に。低い年代のほうが「気になっていない」という割合が高くなっており、40代以上は「比較的気になっている」ということがうかがえる。
また「非常に気になっている」“のみ"の回答で見ると、40代がトップで50代→30代→20代以下の順に低くなっていた。
ただし20代では「少し気になっている」という人の割合がどの年代よりも高くなっている。この年代は美容に関心が高いというのもあり、「さほどひどくはないけど、ちょっと気になるな…」という割合が多くなる傾向に感じられる。
どんな時に気になるかは、「髪を洗っているとき」が半数以上という結果に。洗っている際に指に髪の毛が絡まるのを感じたり、排水溝に溜まっているのを見ることもあるため、やはり一番の気になりどころといった感じだろう。
実際、1日に抜ける髪の6割が洗髪時であると言われている。 同様に髪を乾かしているときなども指先への絡まりを強く感じてしまうので、余計に気になることと思われる。
予防対策としては「シャンプーをしっかり流す」「しっかり乾かす」「爪を立てない」がトップ3で僅差の数値となった。これらはどれもとても大切で、しかもちょっと意識すれば簡単にできることなので、実行している人が多いようだ。
一方、少なかったのが「シャンプー前のブラッシング」。 こちらを実行している人は少ないという結果なのだが、実はこれがとても大切だ。 シャンプー前にブラッシングしておくことで傷んだ髪を予め取り除き、洗った際の摩擦を軽減したり、汚れを落としやすくする効果がある。
洗髪時の給湯温度は、8割近くの人が適温(39〜41℃)と回答した。
抜け毛が「非常に気になっている人」「少し気になっている人」「あまり気になっていない人」の3段階で見てみると、 少し気になっている人が若干ぬるめで洗うことが多いようだが、「非常に気になっている人」「あまり気になっていない人」ではほぼ同様の数字という結果になった。
少し気になっている人がぬるめの湯で洗っているのは、あまり熱い湯で洗うと毛根に良くない、といった考えも影響しているものと思われる。
実際、熱い湯で洗うと頭皮の必要な皮脂まで洗い流してしまうので、NGと言われている。髪に良い温度としては、少しぬるめの38℃くらいがベストで、高くても40℃以上にはならない程度にすることが推奨される。
抜け毛以外の髪の悩みについては、抜け毛が「気になっている人」「気になっていない人」関わらず、「乾燥・パサつき」がトップという結果となった。
抜け毛を予防する入浴法・洗髪の仕方は、乾燥・パサつきなどその他の悩み解消にもプラスの効果をもたらす。今回の結果は、抜け毛が気になっている人もそうでない人も大いに参考となるものになったのではないだろうか。