俳優の山崎育三郎が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)第5話がきょう17日に放送される。

  • 古川凛=テレビ朝日提供

今作は郊外の児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」を舞台に、自らも発達障害=凸凹(でこぼこ)を抱える院長・佐山卓(山崎)と研修医・遠野志保(松本穂香)のコンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く医療ヒューマンドラマ。

第5話では、これまで連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21-22年)の2代目ヒロインの深津絵里演じる“るい”の幼少期役や、大河ドラマ『麒麟がくる』(20年)の木村文乃演じる熙子の幼少期役、『必殺仕事人2020』、『となりのチカラ』(22年)では主役と深く関わる役どころを演じるなど、数々の話題作で存在感を放ってきた子役・古川凛が登場する。今回演じるのは、体の不自由な母・足立由香(奥菜恵)の面倒を1人で見る小学生の足立茜。本人にはヤングケアラーという自覚がなく、ただ母を手伝っているだけだと言い張るが、実際はまだ小学生の子ども。やがて無理がたたってしまう。大人びた雰囲気を醸し出し、気持ちを表には出さずに内に秘めた茜を古川が繊細に表現していく。

そんな茜と熱く向き合っていくことになるのが、臨床心理士の向山(栗山千明)。「さやま・こどもクリニック」で働く一方で、小学校でスクールカウンセラーを務める向山は、教師たちとの会議の席で茜の現状を知ることに。ただ、茜の家にはヘルパーさんが毎日訪れ、茜がしっかりした子だということで、教師たちはあまり気に留めていない。面談を申し出て対面しても、茜は大丈夫だと言い切るが、向山は佐山の後押しもあって面談を継続することを決意。実は自身もかつてヤングケアラーだった過去を持つ向山。そこで経験したことが向山を突き動かし、やがて茜に変化をもたらしていく。