火山のふもとで深呼吸「おっぱいとの自由な関係」 

おぎゃあ、とこの世に命を生み出してホッとするのも束の間。多くの母がわりとすぐに直面するハードルのひとつが「おっぱい」ではないでしょうか。まずは、おっぱいが出るかどうか。十分な量を与えられるか…から始まり、赤ちゃんと二人三脚でえっちらおっちら、ようやく授乳が軌道に乗っても、ミルクを与えるかどうかを悩み、仕事に復帰したら仕事と授乳をどうするか悩み、赤ちゃんが大きくなって離乳食を始めるとおっぱいとのバランスに悩み…と、成長にともないおっぱい関連の悩みは尽きなかったように感じます。そして最後は、いつおっぱいをやめるか?断乳するか、卒乳を待つか?と悩んでフィニッシュ。

もちろん正解はなく、自分なりに考えて答えを出すしかないのですが、悩んだ数だけ得るものはあります。そして、私にとって授乳の時間は何にも代え難いしあわせな時間でもありました。

「母乳神話」なんて言葉があるほど、子育て中は「〜べき」論に惑わされがち。でも、母乳で育ったかどうかなんて、本人は誰に聞かれることもなく、もちろん履歴書にも書きませんし(笑)、おっぱいとの付き合いは人それぞれ、自由でいいと思います。