マイナビは2月14日、「マイナビ2024年卒大学生のライフスタイル調査」の結果を発表した。調査は2022年11月28日~12月25日、2024年卒業予定の大学生・大学院生3,106名(文系男子480名、理系男子568名、文系女子1,325名、理系女子733名)を対象にWEBで行われた。
現在、何に「楽しさ」を感じているか聞いたところ、前年同様、男子は「YouTube、動画鑑賞」(40.4%、前年比-1.9pt)、女子は「会って話す」(47.1%、同-3.6pt)が最多となり、新たに選択肢に加えた「オタ活、ヲタ活、推し活、推しごと」は女子の4位(40.9%)にランクイン。男子は17.2%で13位となり、「推しがいる」と回答した割合は、男子が51.4%に対し、女子は73.8%だった。
また、TwitterとInstagramについて、複数のアカウントを持っている人の割合を調べたところ、少なくともどちらか一方で複数持っている割合は男子が58.3%、女子が80.0%。どのように使い分けるか聞いたところ、男女ともに「本名と匿名(本垢・裏垢)」(男子31.1%、女子40.2%)が最も多く、SNSの活用には、共通の趣味などを通じてつながっているバーチャルな人間関係と、大学やアルバイト先などのリアルな人間関係において、自分自身のキャラクターを切り替えたい、という目的があることがうかがえた。
次に、結婚後の仕事に関して聞いたところ、共働きを希望する割合は、男子が64.1%(前年比+4.2pt)、女子は73.3%(同-1.2pt)で、男子は16年卒の調査開始以来、初めて6割を超え、過去最高を更新。女子に対し、共働きを希望する理由を聞くと、前年同様「仕事を続けることが生きがいになると思うから」(15.3%、前年比-2.4pt)が最多となったものの、次点の「仕事でキャリアを積みたい(出世したい)から」(14.4%、同+2.6pt)が、調査開始以来最も高い割合に。
一方、「結婚せず自分の収入のみで生活するのが望ましい」と回答した学生の割合は、男子は10.0%(同-0.6pt)で前年よりやや減ったが、女子は12.4%(同+0.8pt)と、こちらも16年卒の調査開始以来最高を記録した。
子育てについては、「育児休業を取って子育てしたい」の割合が、男子61.3%(前年比+1.4pt)、女子63.2%(同-4.8pt)と、男子の割合は15年卒の調査開始以来最も高い割合に。また、「今のところあまり子供は欲しくない」の割合も、男子8.5%(同+1.0pt)、女子18.8%(同+4.3pt)で、いずれも調査開始以来最高を記録。自由記入で理由を聞くと、「子供を育てるための経済的負担が大きい」「自分には子供を育てられる自信がない」といった回答が目立った。