英ロンドンにて現地時間2月12日に、英国の権威ある演劇賞「WhatsOnStage Awards」の23回目の授賞式が行われた。宮崎駿監督によるスタジオジブリのアニメ映画「となりのトトロ」を舞台化した「My Neighbour Totoro」が5冠を獲得した。
授賞式で「My Neighbour Totoro」は、合計9部門にノミネートされ、そのうちBest Direction(最優秀演出賞)と、Best Musical Direction/Supervision(最優秀音楽監督賞)、Best Set Design(最優秀舞台美術賞)、Best Lighting Design(最優秀照明デザイン賞)、Best Sound Design(最優秀音響デザイン賞)の5つを授賞したとのこと。
Best Direction(最優秀演出賞)を受賞したフェリム・マクダーモットは「原作の精神に導かれるように、皆で一丸となって作り上げたショーです。パンデミックで街に人がいない中、バービカン劇場で様々なトライを続けました。キャストは卓越したアンサンブルでこのショーを育み、お客様の気持ちが加わって完成しました」とコメントした。
Yattaaaaah!
— My Neighbour Totoro (@totoro_show) February 13, 2023
やった〜!
We did it!
We’re totally thrilled to have won FIVE #WOSAwards at last night’s ceremony🎉
A huge thank you to everyone who voted for us – well done to all nominees & winners😍
Congratulations to the whole My Neighbour Totoro team💚
Here’s what we won 👇 pic.twitter.com/AppMfylbQ6
「My Neighbour Totoro」は、原作映画で音楽を手がけた作曲家・久石譲さんが舞台化を提案し、宮崎監督がこれを快諾したことで実現したプロジェクトだ。舞台化が決定した際、ネットで話題となっていた。久石さんがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、英国の名門劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)と日本テレビが共同で製作した。
舞台は、昨年10月から今年1月まで英バービカン劇場にて上演され、久石譲の音楽や、原作を尊重した世界観、RSCならではの作劇力などで観客の心を掴んだようで、13万3,000枚のチケットは完売したとのこと。また、多くの海外メディアからも高評価を得ていたという。